春のぬけがら

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去年の同月5日、霧島山高千穂河原でハルゼミの羽化を撮影した。
1年経つも、つい先日のことのように思える。

羽化殻IMG_3699.JPG羽化の撮影に先立って、成虫の発生状況を観察し、羽化殻(ぬけがら)を探した。今日の写真はそのときに見つけたぬけがらの一つ。
GWとあって人が多く、どこの駐車場も満車だった。仕方なく路肩に車を停めながら、ぬけがらを探したが、正午を過ぎると下山する人が増えて、駐車場に入ることができた。

さて、去年に撮影した羽化シーンの写真は、来月刊行予定の写真絵本に掲載される。
ハルゼミは所沢近郊のかつて通い馴れた雑木林にも少なからず生息していたが、アカマツが次々と枯死していくなかで、運命を共にしてほとんど姿を消してしまった。
羽化シーンの撮影は、ずっと宿題のままだったが、ようやく宮崎の霧島山で果たすことができた。
写真絵本の企画があったからでもあるが、オスが元気に鳴く姿は4年前に同じく霧島山で撮影してあった。ハルゼミ撮影の宿題は、4年前からとりかかってはいたのだ。


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