サツマノミダマシ

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観察会で講師を務めた。場所は都城市 志和地(しわち)。
どんより曇ってはいたが、雨は降らなかった。

参加者は、小学1年生〜3年生。

林の縁は蝶道になっていて、じっと立っているだけで、次々とアゲハ類が飛んで来た。
アブラゼミの羽化殻も多かった。抜け殻はどれもオス。
けれど、メスの成虫を拾った子もいた。

1時間ほど虫や草木の観察をしてから、標本作りの実演を行った。
あらかじめ採集しておいた、ツマグロヒョウモンとミヤマカミキリの展翅と展脚。
もう今ではほとんどやらない標本作りだが、腕は落ちていない。
針技を駆使して、ミヤマカミキリは右翅だけを展翅した。

実演が終わったころ、クヌギの倒木にタマムシのメスが飛来した。
輝きながら舞うタマムシを皆で見る事が出来た。
「きっと卵を産みに来るからね」という予言が当たって良かった。


サツマノミダマシ
サツマノミダマシP7250021.JPG
イナゴの一種の幼虫
イナゴP7250032.JPG脱皮中で、4枚見える白いのはまだ翅芽。あと一回脱皮すれば成虫になる。

ナガコガネグモの幼体
ナガコガネグモP7250012.JPG
ツユムシの一種を補食中かくれ帯は縦一筋。
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