昨年出版した「虫のしわざ観察ガイド」(文一総合出版)。
この本に盛り込みたかった昆虫の種類はたくさんあって、入り切らなかったものや、
あるいは、予定していたのに撮影ができなかったものもある。
そのなかの一つ、オドリハマキモドキのしわざ、を撮り損ねたのが心残りだった。
本種は、小さな蛾の一種。
ちょうど今ごろ、第2化の羽化が盛んである。
この本に盛り込みたかった昆虫の種類はたくさんあって、入り切らなかったものや、
あるいは、予定していたのに撮影ができなかったものもある。
そのなかの一つ、オドリハマキモドキのしわざ、を撮り損ねたのが心残りだった。
本種は、小さな蛾の一種。
ちょうど今ごろ、第2化の羽化が盛んである。
4枚の翅が重ならないように、ほぼ45度の角度で立てているのが特徴。
写真は後ろ姿だが、この様子はまるでクサヒバリのオスが翅を立てて鳴いているときのようだ。
本種はクヌギやシラカシなどを食樹とするが、幼虫の食痕や繭の形、すなわち「しわざ」が際立って特徴的である。
それをようやく撮影することができた。
オドリハマキモドキが多数、育ったクヌギの根元を見ていたら、ムラサキシジミの前蛹があった。
アリが1匹だけ寄り添っているが、こんなに剥き出しで大丈夫だろうか?
明日には蛹化しているかと思う。
今日は、NHK宮崎放送局の番組収録があった。
スタッフの方々が到着する前に、オドリハマキモドキの撮影を大方、終了できたのは幸いだった。