今朝のこと。
仕事部屋の外壁にでっかい昆虫を見つけた。
最初は触角がとれたノコギリカミキリか、と勘違いしたほど意外な場所にいた
オオゴキブリ。
オオゴキブリといえば朽木の中や下など閉鎖的な暗黒環境に棲んでおり、
普段、明るい場所では滅多にお目にかかれない。
それでも大分県の宇佐神宮では昼間に地面を歩いているところを、
東京都、高尾山では樹の幹上を這っているところを、目撃したことがあるから、
滅多にお目にかかれない、とは言い過ぎかもしれない。
オオゴキブリには翅の無い無翅型もいて、どちらかといえばそちらがカッコいい。
どうですか、この黒光の体。翅があっても無くても、貫禄たっぷりです。
手で摘むと脚のトゲトゲが刺さって痛いが、しっかりとおさえておけばそうでもない。
昨日、寄生バエの蛆虫を見た。
蛆虫はオオカマキリ幼虫の体内から出てきたものだ。
9月に入りオオカマキリ幼虫が見られる時期としてはすでに遅い。
それでもやっとのことで見つけた幼虫。
この虎の子の幼虫が、寄生バエの寄生を受けていたと知ったときは愕然とした。
蛆虫が体内から外へ出たことで、オオカマキリ幼虫の命は風前の灯かと思えた。
ところが今朝になってもとくに衰弱したふうでもなく何食わぬ顔で休んでいる。
そこでハネナガイナゴを与えてみたら、さっそく鎌脚で抱え込み、貪り始めた。
餌をしっかり食べて、お腹がでっぷりと肥えたオオカマキリ幼虫。
なんだかこのまま羽化脱皮するのではないか?などと期待したくなる。
さてどうなるだろうか?