暗号めいた「ヒシアミ」とは?
本日、庭で撮影した蟲4種。
まずは「ヒ」。ヒラタグンバイウンカ。
ススキの葉裏にピタリと貼り付いていて、実際には目を凝らさないと見落として
しまうところだった。葉っぱに同化しているのである。ストロボを使って
しっかりと姿を表現してみたが、見た目とはかなり違うイメージになる。
じつは発見当初、2匹が並んでいたのだが、一匹は瞬時にして飛び去ってしまった。
「シ」、とはシロオビトリノフンダマシ。
大柄なトリノフンダマシやオオトリノフンダマシ、に比べると、遭遇する頻度は
低いように感じるが、今日は仕事部屋のすぐ傍にいた。夜になってから円網を張る
ようだ。
「ア」は、アカハネナガウンカ。
こちらも仕事部屋出てすぐの、ススキにいっぱいいる。
いっぱいいるけれど、写真で表現するのは難しい。 4匹並びが精一杯。
どうやら産卵も盛んに行っているようだ。 交尾カップルをしつこく探したが
配偶行動は見ること叶わず。
さいごの「ミ」は、ミヤマカラスアゲハ。
ヒガンバナの花には、毎年、必ずミヤマカラスアゲハがやって来る。
大きなメスが何度も何度も、吸蜜を繰り返していた。
余程、お腹を空かしていたのだろう。 このメス親が我が家のカラスサンショウに
産卵したとして、その子供たちは全て越冬蛹となって、来春、羽化する。
いっそ採卵飼育をして春型の越冬蛹を、、、などという誘惑もあるが、
私は飼育を好まないので、敢えてそれはやらない。