予想に反して、今朝はピタリと雨が止んでいた。
都城市、志和地にある「どんぐりの森」で昆虫写真教室を行った。
参加者は小学生と父兄の方々。
カメラはほとんどコンデジだったが、一眼レフを使う子もいた。
参加者の目線に合わせて、私もオリンパス μTough-6020 を使った。
撮影モードはP:プログラムオート、スーパーマクロLED。
スーパーマクロLEDに設定するとISOの設定をいじることができない、
ということを初めて知って、ちょっと驚いた。
今ではTGー3が大人気のようだが、生憎、私は持っていない。
スタッフの方が羽化直後のヒグラシを見つけてくれたので、まずはその木から
スタートした。 みんなセミの白い体にカメラを向ける。
どんより曇り空の下、とくに林のなかでの虫探しは効率が悪い。
ハグロトンボはなかなか寄せてはくれず、みんな歯がゆい思いをしていたようだ。
そこで網で捕まえてから、手に持って顔のアップを撮影してみた。
AFがうまく作動せず、これまた苦労の連続。それでも辛抱強く何回もトライして
写真をものにした子もいた。
クヌギの樹液にはヒメスズメバチ(写真)と
キイロスズメバチ、クロヒカゲ、サトキマダラヒカゲ、など来ていたが、
みんなの期待が高かったクワガタムシの姿はなかった。
カラスに喰われたノコギリクワガタ♂の残骸が落ちていただけ。
こういう死骸も自然観察の対象だから、立派な被写体になるのだが、
カメラを向ける子はいなかった。 まあ、当然のことではあろうか。
薄暗い林内の梢に、ウスバカゲロウが止まっていた。
しかも3匹が寄り添うようにして。
写真では一匹だけだが、みんなが撮影して私の番が来たときには一匹になった。
ストロボを使った子もいて、その子の写真ではウスバカゲロウの翅が
ブルーに一部輝いていた。
で、改めて感じたのだが、今日のような場合、ストロボというより、フラッシュ
といったほうが伝わり易かったので、ずっとフラッシュで通した。
案外、ストロボという言葉はあまり一般的ではないようだ。
オリンパス、リコーイメージングではフラッシュ、だが
ニコン、キャノンはスピードライト。
Nissinなど専門メーカーはいづれもストロボ。 ともかくメーカーごとのこだわりが
あるようだ。統一して欲しい気もするし、どうでもいいか、とも思える。
明日は、熊本に移動。