| ヤマハギの蕾みで産卵しているルリシジミのメスがいた。
ヤマハギにまとわりつくように飛んでから、はねを半開して日光浴(写真上)。このあと地面へと舞い降り、何度もクロヤマアリに邪魔されたあと、ようやく吸水を始めた(写真中)。
地面での吸水では満たされなかったか、今度はヌルデの葉上にあった水滴に口吻を伸ばした(写真下)。
「ルリ○○○」という瑠璃色の和名がついた昆虫は数多い。植物にも多く見られるが、とくに昆虫だけに絞って見ていくと、では瑠璃色とはどんな色だったのだろうか?と気になってしまう。もっとも命名する段階で、昆虫の体色を厳密に吟味しているわけでもないだろうから、「ルリ」色っぽい、というイメージが先行しているのだろう。 以前に、この「ルリ」が和名についた昆虫を片っ端から撮影してみて、それを一同に並べてみたら、「瑠璃色」の正体が少しは見えてくるのではないか、とそんな単純な発想で撮影リストを作ってみたことがある。が、しかし、昆虫の体色というのは同じ種類でも条件によって千差万別であり、これを写真でそれぞれきちんと再現するのは不可能に近い。 (E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン) | |