| 梅雨にもならず、かといってスカッとも晴れず、どうもしっくりとしない空模様が続く。しかしそうは言っても、今年の私の撮影活動は、近所の林に通うことで忙しい。
この夏に一冊、来年に2冊、さらに再来年にむけて4冊目ということで、撮影そのものはひたすら休むことがない。 とりわけ来年には宮崎移転を控えており、できるだけ年内は遠征をさけて近場でこなせる仕事スケジュールを組んでいる。
そういう今日も、ある絵柄を検討しつつカメラを構えてみれば、面白い場面のページが組めそうで、さっそく粘ってみた。 ただし相手は昆虫だから、こちらの意図通りにすぐに撮影できるわけではない。そこでしばらく待機することにした。この待つ時間の見極めも、ある程度の熟練が必要なところで、ただただ時間を長くかければいいというものでもない。
そんな待機中にふと、コナラの梢で、ウズグモの巣網を見つけた。 ウズグモの巣網を見る機会は今までにもいくらでもあったわけだが、今日はじっくりとクモそのものも観察してみた。
(E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン) | |