| 林の縁で交尾しているカタツムリを見つけた(午後4時50分)。
他にも近くを歩いている個体が数匹いて、カタツムリ日和ということなのだろう。 今日は朝から降ったり止んだりだが、どちらかといえば日射しのある時間の方が多かった。 しかし、一昨日からの雨で地面も草木もしっかり濡れており、湿度も極めて高い。 林や遊歩道を歩く人は皆、汗びっしょりだ。
さてカタツムリの種名はまだ調べていないのだが、 カタツムリは雌雄同体であり、お互いのペニスをお互いの生殖口に挿入し合うという、人から見れば実にややこしい生殖方法をとる。
『知ってるよ!おじさん』
今日のカタツムリ交尾の撮影は、うちの子供兄弟二人を伴っていた。夕方近くの散歩というわけ。 親子三人が歩いていると、お兄ちゃんと学童でいっしょの友達二人に林で出会った。 小学一年生と二年生だからうちのお兄ちゃん(小学三年生)の後輩なわけだが、これがけっこう生意気というか元気いっぱいで、お兄ちゃんは名前を呼び捨てにされ、私にもづけづけとよくしゃべり、質問も多い。いや私なんぞも同列の友達感覚で話し掛けられ、それはそれでうれしい。 一方うちの子供らは圧倒されて沈黙が続く。でもって、カタツムリの交尾を私が見つけ撮影しようということになった。 「これは珍しいなあ。何だかわかる?」 という私の質問に、先の友達のうち一年生の子が「交尾だよ!本に出ていたよ」と元気に答えた。 「知ってるよ!おじさん。ちゃんと本に出ていた!」 いかにも冷めたしゃべりが、私にはちと気になる。おい、少しは興奮せんかい! 科学児童本や図鑑類の仕事に関わる自分としては、こういう弊害?ももちろん意識しないではない。
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