| ヒメヤママユの卵探し 2006/12/05(その2) | | 先日の1日に、ヒメヤママユの卵を探しに出掛けてみた。 場所は所沢市航空公園の東にある雑木林である。地名は下新井。
ヒメヤママユの卵はヤママユ科のなかでも、見つけるのがもっとも容易で、昔には撮影もずいぶんしたし、飼育もよく行なった。 しかし、卵の写真は銀塩ポジ写真しかなく、デジタルデータがあったほうが何かと便利なのと、久しぶりに越冬卵を見ておきたくなった。
1時間ほど探し歩いてみた結果、以前に比べると数がずいぶんと少ないことに気付いた。ヒメヤママユの産卵場所は、樹木の幹表面が多く、しかも目線の高さから地上高30センチあたりの低い場所でよく見つかる。そして卵のついている方角はだいたい幹の北側である。 樹種は様々だが、大きなヤマザクラを見て回るのが効率が良いようだ。
卵は多くて5個ほどが並べて産み付けられていることもあるが、1個か2個並びで見つかることが多い(写真上は1個)。 またエナガやシジュウカラの仕業と思われるが、ヒメヤママユの卵は鳥に食べられてしまうことも多く、幹に卵の食べ殻だけが残っているものもよく見受ける(写真下)。
(EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ) | |