| | 故障したストロボ、PE-28S 2006/09/18(その1) | | 昆虫写真撮影の仕事ではストロボを使う頻度が高い。 したがって、私の部屋で全てのストロボを引っ張り出せば、30台以上もゾロゾロと居並ぶ。普段は身を隠しているゴキブリたちが、夜ともなるとゾロゾロと姿を現すのにも似ているかもしれない。
もっとも、調子に乗ってそういう機材を並べたりしているところを嫁さんに見つかると、皮肉の一言や二言以上が耳に痛いので用心している。
さて、もう7年以上も使ってきたパナソニック製ストロボ、PE-28Sの一台が最近、調子悪くなってきた。電源を入れてからの立ち上がりが遅かったり、電源をオフにしても通電していたりと、動作不良が頻繁に起こるようになった。
これはもう仕事では使えんなあと思い、ダメもとで近所にあるキタムラカメラに修理出しを依頼した。すると予想通り「修理代が1万円以上もかかって、新品を買うのと同じくらいです」というそっけない答えが返って来た。 鼻からそういう面倒ごとには関わりたくない、という店員たちの態度もよ〜く伝わってきた。
しかし、いきなり捨てるのも何なので、時間の無駄も覚悟の上で、ストロボを解体してみた。解体してみたところで、欠陥の場所を肉眼で判別できるものではないこともよくわかったが、結局、使えそうな部品を残して、あとは捨てるしかない。
昔、昔、都内の山手線、恵比寿駅を降りて少し歩くと、ストロボメーカーで有名なサンパックの営業所(?)があった。そこへ調子の悪くなった同社のストロボを持ち込めば、白衣を着た担当者が出て来て、目の前でいろいろと診断をしてくれた挙げ句、「ああ、これは少し時間をいただければ修理できますね」という会話が成り立った時代もある。 あるいは、ストロボの改造も内容によっては相談に乗ってくれて、かなり安い費用でできた時代もあった。
(E-330 ズイコーズーム14-54ミリ)
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