| 午前中には必ず羽化すると思われたツマグロオオヨコバイが、午後2時を過ぎても羽化しない。
これは明朝に持ち越しかと思い、今日は新宿に用があって出掛けた。 少し嫌な予感もしていたのだが、自分の写真も出品している『世界の自然観察BBS2コマ写真展』の会場に出向かなければならなかった。
予感は的中して、夜10時過ぎに帰宅してみると、ツマグロオオヨコバイはすでに羽化していた。成虫の色つき具合から見て、どうやら夕刻頃に羽化したと思われる。多少とも覚悟していたが、今日こそはうまく撮影できると確信していたので少しばかり悔しい。
『小さくて活躍するストロボとは』
ハクバのデジタルスレーブストロボは手のひらに納まるほどの小型ストロボだが、昆虫撮影ではけっこう使える。 ガイドナンバーは小さくても、接写では近距離から発光させるので光量としては足りており、なんといっても狭い場所でライティング位置を細かく調整できるので助かる。 またCanonとOLYMPUS各メーカーの、オートストロボのプリ発光にも対応してスレーブ発光できるので、これも便利だ。例えばEOSキッスデジタルNの内蔵ストロボではオート発光しかできないので、これに同調できる外部ストロボとして使える。 とにかくサイズが小さいので、どんなときにでもこのストロボ2台を携行していく。この2台のスレーブストロボとカメラの内蔵ストロボがあれば、どんな場所でもちょっとした多灯撮影ができるわけである。 ストロボの固定にはこれまでクリップを改造したものや、あり合わせの箱や本の積み重ねなどを使ってきたが、今日はせっかく新宿まで出たので、小型の折りたたみ三脚を買ってみた。 この三脚は写真でもわかるようにローアングルもできたりして、値段の割に活躍しそうだ。
また、このハクバのデジタルスレーブストロボは単四電池2本を使うが、フル発光のみなので、アルカリ電池ではすぐに消耗してしまう。そこで、電池についてはサンヨーのeneloopという充電式ニッケル水素電池を使うことにしている。eneloopは単四でも800mAhの電池容量があって、ストロボのチャージも早く長持ちする。
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