| エノコログサの穂を見ていると、たくさん群がっている細長いカメムシがいる。エノコログサの種子から吸汁したり、交尾したりとにぎやかだ。
本種はナガカメムシ科のヒゲナガカメムシと思われる(よく似た種ではクロスジヒゲナガカメムシがいる)。
で、前々から気になっていたのが、彼らの前脚である。前脚の腿節が太くなっており、まるでポパイの腕みたいなのだ。しかも、よく見るとその太い腕には刺が並んでおり、それはまるでカマキリの前脚なのである。
しかしながら、ヒゲナガカメムシはベジタリアンのようであり、そのごっつい前脚で獲物を狩るわけではないようだ。 が、ほんとうにそうであろうか? ごっつい前脚は、一体何に使うというのであろうか?
(E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン) | |