| イチモンジチョウ幼虫と寄生バチ 2006/07/04 | | 午前5時45分ころ、イチモンジチョウ幼虫の体に白い小さな幼虫がくっついていることに気付いた(写真上)。
その小さな幼虫はコマユバチの仲間である。この寄生バチの幼虫はイチモンジチョウの体内で、宿主の生命には差し障りない程度に栄養を横取りして成長したのである。 成長を遂げたコマユバチ幼虫は、イチモンジチョウ幼虫の体皮を喰い破り、外へと体を乗り出して、繭を紡ぎ始めたわけである。 姿を現したコマユバチ幼虫は全部で8匹。 そしてイチモンジチョウ幼虫の背中には8個の繭が並んだ。
保育社の「原色日本蝶類生態図鑑(2)」によれば、このコマユバチの同定はできていないとある。 | |