| カラスアゲハの幼虫 2006/06/28(その2) | | 近所のサンショで、カラスアゲハの幼虫を見つけた。
ここ清瀬市で、カラスアゲハはきわめて少ないチョウの一つだと思う。盛夏にはクサギやネムノキの花で蜜を吸う姿をたまに見かけることもあるが、成虫の舞い飛ぶ姿に遭遇する機会は少ない。
また、こうしてサンショや他にはコクサギなどで幼虫を見つけることも、ほんとうに数少ない。
さて、サンショ(山椒)と言えばアゲハ(ナミアゲハ)を連想する方も多いだろう。ベランダに置いたサンショの鉢植えが、いつのまにかアゲハ幼虫に丸坊主にされてしまった、ということも多いからだろう。
そういうわけもあってだろうが、私どもの仕事では、アゲハと言えばサンショを舞台にした写真でないと全く売れないのである。昆虫関係の児童書では、まず例外無く、アゲハの幼虫が育つ植物はサンショなのである。 この出版界の状況を見ていると、まるでアゲハはサンショが一番好きかのようにも受け取られそうだ。もっともサンショは絵作りの上では、ミカンやカラタチなど柑橘系の植物よりか「絵にし易い」「綺麗」という条件を備えている。
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