| クリの花と虫、そして「ネズミ鳴き」 2006/06/14(その1) | | 平地のクリの花もすでにピークを過ぎてしまったが、まだ残っている花には無数の昆虫たちが訪れている。
なかでも今年とくに多いのがヨトウガ。訪花昆虫のなかでは一番数が多い。 他にはハナムグリ類(写真上/シロテンハナムグリ)や、アオカミキリモドキ、ハナアブ類、ハエ類、マルハナバチなどなど。
数は少ないけれど目をひくのは、ツマグロヒョウモン、イチモンジチョウ、ヒロオビトンボエダシャク、ウラナミアカシジミ(写真中)、アカシジミなど。
クリ林でお目当ての昆虫を探してみたが、下草が伸び過ぎて環境が変わったせいか、まったく見つからない。
そうこうしているうちに、コナラの梢から「ネズミ鳴き」が聞こえてきた。 先日はあとにも先にもこれが一回きりと書いたばかりだが、今日も鳴き声でウスタビガ幼虫を発見できた(写真下)。 で、この幼虫を撮影したあと、しばらくして別の梢からも鳴き声を聞いた。今度は姿を発見できなかったが、どうやら今年の雑木林ではウスタビガがとくに多く発生しているようだ。
![新開 孝](sighn_ss.gif) | |