| 一昨日から二日連続してヒメカマキリモドキのメス2匹が羽化した。
この2匹のメスは、いずれもマミジロハエトリの卵のう内から見つけた繭から羽化したのであった。 したがって、ヒメカマキリモドキ成虫の野外における発生時期を推測する上で、この羽化日のデータは参考になるだろう。
これまでにヒメカマキリモドキの一番遅い成虫の記録は、千葉で11月という観察例を聞き及んでいるから、そこまでも含めると成虫の出現期はかなり長期に渡る。このことについては、もしや年2回発生の可能性も視野にいれておく必要があるだろう。それと同時に、クモの産卵時期が種類によってどういうタイミングになっているのか、そこを知ることも必須の条件となる。
さて、羽化したメスの餌には生き餌が必要。しかも捕らえることのできるサイズまで考えればユスリカ程度が無難のようだが、今朝は少し大きめのハエの一種を与えてみた。 これはちょっと大き過ぎたかな、と見ていると、ヒメカマキリモドキは前脚一本でサッと難なく押さえ込んでしまった。そしていきなりハエの頭からガブリ、ガブリと食べ始めたその様子は、やはりカマキリなのである。 前脚で押さえ込む力は相当なものらしく、たしかにまるでポパイの腕を連想するほどの逞しさがある。
『宮崎県 北諸県郡 三股町』
明日は、日帰りで宮崎に行く。 これまで数回通ったのも、来年の移転先を探すためだったが、いよいよその移転先が決まった。 今日の九州はニュースを見たり聞いたりしていると、たいへんな雨量でもって、あちこちで被害も出ているようだが、それに反して宮崎は真夏のような晴天であったそうだ。 たしかに九州は、北と南では気候がかなり違うと聞いているけれど、ずいぶんと極端だなあ、と感じた。 せっかくの九州行きだが、今回は特に事務処理のみで、フィールドを巡る時間は全くない。 せめて明日も晴れて欲しいところだが、予報によれば宮崎も明日は雨ということになっている。 | |