| オオミズアオとオナガミズアオの卵 2006/06/07(その3) | | 秋ヶ瀬公園のハンノキで見つけた卵からは、オナガミズアオの幼虫が育っている。幼虫は3令になると紋様の違いでオオミズアオ幼虫とは区別できる。 で、今日は近所の雑木林のムクノキの葉っぱで、オオミズアオの卵を見つけた(写真上)。
これまで私は、オオミズアオとオナガミズアオの卵による区別はできないものと勝手に思い込んでいたが、両種の卵を同時に並べてみて驚いた(写真下)。 写真上側がオナガミズアオで、下側がオオミズアオの卵。まったく大きさに差があることと、形も違うのである。
両種の卵にはこれだけの違いがあるのに、なぜこれまで気が付かなかったのか、自分でも不思議なくらいだ。 ちなみに写真下のオオミズアオの卵は産下後12時間しか経てないため、卵色が青っぽいが、これはしだいに茶褐色(写真上のごとく)へと変わっていく。
秋ヶ瀬公園のハンノキではさらに2令幼虫をいくつか見つけているが、それらも全てオナガミズアオであることがここ数日でわかった。
(写真上/E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン) (写真下/EOS-5D 65ミリマクロ) | |