| 清瀬市中里の雑木林は空堀川沿いに細長く続く。林の主な樹種はコナラやクヌギ、イヌシデなどで、シラカシなど常緑樹は数少ない。
ようやく芽吹きも盛んになってきたが、昨日あたりからしばらくは雨続きになるようだ。マンションから出て歩いてみると、遠景は白く霞んでしまっている。 雨脚はこれからさらに強まるとのことだ。
(D200 AF-Sニッコール18ー200ミリ)
『深夜のビデオ撮影』
さて、前にも書いたように「キマエアオシャク幼虫」の脱皮を昨日、ビデオ撮影した(写真下)。 脱皮が始まったのは深夜11時過ぎ。 幸いにもうまく撮影できた幼虫は2匹目の方で、もう後が無いという状況だった。1匹目はわずかに脱皮開始に間に合わず、撮り逃して失敗している。もっともこの1匹目は脱皮途中でガクンと体を前に倒してしまったので、撮影できても使いものにならなかっただろう。 わずか2匹の幼虫で脱皮シーンをものにするというのは、いかにも無謀であったが、こういうケースは今までにも無かったわけではなく、むしろ私の場合は多いほうかもしれない。 モンシロチョウやカブトムシなどのように、いくらでも個体数を揃えることができる昆虫ならば、飼育の手間暇の分、撮影そのものは楽になる。その上、少しでもいいカットやシーンを追求するなど欲も出せるというものだ。 室内セットでの変態シーン撮影は、数で勝負とも言えるが、それができないときには、気合いの入った集中力を必要とするが、最後には運しだいとなる。 それにしても今回のビデオ撮影は後が無いということもあって、この二日間、睡眠時間が3時間程度となった。ふだんは7〜8時間くらいの睡眠時間をとっている私にとっては、かなり堪えた。 お昼を過ぎるころから少し頭が重くなってきたが、今夜は都内で編集者の方々と、昆虫写真家のFさんと一緒に飲むことになっている。 美酒とおいしい中華料理で、元気を盛り返してみよう。 | |