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雑木林を歩いて気分転換とは 2006/04/01
 昨日は、ツマキチョウの羽化シーンをビデオ撮影した。
 事前に羽化兆候を正確に捉えることができ、セッティングしてからの待機時間はわずか20分程度で済んだ。

 ところがテープを巻き戻してモニターでチェックしてみると、画像に異常が認められ、まったく使い物にならないことがわかった。しかも困るのは、その原因がよく判らない点にある。カメラ側のトラブルか、それともテープの問題なのか。

 いずれにせよもう一台あるビデオカメラに替えて、当然テープも新しいものに取り替えることにした。明日にも羽化予定の蛹が待っているので、トラブルの原因究明は後回しにするしかないからだ。

 このように機材の動作不良によって、せっかく時間掛け苦労して撮影したこと全てが台無しになることもある。ただ今回の事例はともかく、過去にあったトラブルについてはほとんどの場合は原因がすぐに判明している。
 しかし、機材不良が判明してその改善ができたにしても、季節は駆け足で進行していく。ようやく機材が立ち直った頃、すでにそのときには撮影対象の昆虫が時期を終えてしまった!などと辛い結果になることもある。

 だからといって、仕事を次のシーズンまで据え置くわけにもいかない。では、どうするか!?
 
 そういう場合の対処法の一つとしては、標高の高い所、あるいは北の地方へと走るのである。つまり時間遡上をするというわけだ。もっとも、いつもその手でうまくいくとは限らないのであるが、、、。

 したがって、こうした機材のトラブルを想定して、昆虫撮影の仕事では、機能が同じレベルの機材を複数台、用意しておくことが鉄則である。そして瞬時に代替機材で仕事をやり遂げなければならない。
 カメラやメカが好き嫌いの問題以前に、仕事の保険として複数台、保持しておく必要がある。

 とかなんとか、ビデオカメラのトラブル原因を考えながらも、気持ちを切り替えるためにも「カタクリ祭り」の最中の雑木林を歩いてみた。
 この「カタクリ祭り」例年、訪れる人は多いが、しかし、これも妙な現象ではないか?そう私には思える。なぜカタクリだけなのか?四季折々の雑木林に見所はいくらでもあるはずだが、、、。

(写真上/清瀬市中里のカタクリ)
(写真下/同上、アオハダの芽吹き)

(OLYMPUS E-330 ズイコーデジタル14−54ミリ)
 
 新開 孝

オオミドリシジミふ化幼虫の今日 2006/03/31
 昨日、ふ化したオオミドリシジミの幼虫は、コナラの芽のなかに落ち着いている。

 ほころびかけたコナラの芽の表面を見ると、幼虫が潜り込んだときの小さな穴が開いている(写真上)。

 そこで芽鱗を慎重にはがしてみると、芽の中に潜んでいる幼虫と食べた痕や糞のかたまりを見ることができた(写真下)。

 ふ化直後の幼虫は頭でっかちで、体は長い体毛でおおわれていたが、今は飽食後のためでっぷりとした体型になっている。体色もうすい肌色へと変わっている。
 このあと最初の脱皮をおこない2令幼虫になれば、頭部が体の下に隠れた、いわゆる「ワラジ型」幼虫となる。

 (EOS キッスデジタルN マクロ65ミリ)新開 孝

ただいま睡眠中 2006/03/30(その2)
コナラの梢を眺めていると、ハチの姿が枝先に見つかった。

 最初は枝の先端に突き刺さっているものと見間違えたが、
 「はやにえ」ではなかった。

 よくよく見れば、キマダラハナバチ類の一種であった。
 
 大アゴで枝先の冬芽を噛んで、それだけで体全体を支えている。
 脚は体に沿うように折り畳み、いかにも寝相が良い。
 

 サーカスの曲芸では、口だけで宙づりになっていろいろ芸を披露したりする人もいたりするが、一晩以上も口だけで身体を支え続けるのは不可能だろうと思う。

 (OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)

新開 孝

オオミドリシジミ、ふ化する 2006/03/30(その1)
 昨日、卵に穴を穿ち始めていたオオミドリシジミの幼虫が、今朝になってふ化した。

 早朝から見張っていたのだが、気を緩めて朝食についている間に、幼虫は卵の外へ出てしまった。
 卵が空っぽ(写真上/トリミング)になっていることに気付いてから、あわててファインダーを覗くと、ふ化幼虫はほころびかけた芽にたどりついて、潜り込むべき場所を探して徘徊しているところだった(写真下)。

 そこで午前中、近所の雑木林に赴いてあらたにオオミドリシジミの卵を探してみると、そこでも同じようにふ化した後の卵殻しか見つからなかった。
 コナラの芽吹きの様子からして、平地のオオミドリシジミのふ化は次々と始まっているようだ。

(Canon キッスデジタルN マクロ65ミリ)新開 孝

オオミドリシジミのふ化始まる 2006/03/29
 近くの雑木林も遠目で見れば、うっすらと鶯色を帯びて来た。
 林の木々の芽吹きも一段と進行している様子がわかる。

 で、コナラの梢で見つけていたオオミドリシジミの卵には小さな穴が穿たれ、中で幼虫の頭が動いているのが見えていた。
 オオミドリシジミのふ化はこうして少しづつ内側から穴を拡げる作業が続き、途中で休憩をはさみながら長いときには一日以上かけることもある。
 この休んではまた穴を穿ち、という行動の繰り返しが長いため、ふ化シーンのビデオ撮影はかなり疲れる、という昔の懐かしい経験を想い起こした。

 コナラやクヌギの芽吹きに合わせるかのように、オオミドリシジミのふ化も始まっているのだ。
 ふ化したあとの幼虫は、ほころびかけた芽の中に喰いこんで潜入しまさに食料庫のなかで育っていく。

(Canon キッスデジタルN  マクロ65ミリ)
新開 孝

ヤママユの繭の中 2006/03/28
 雑木林から数日前に持ち帰っていたヤママユの繭の中を見てみた。

 繭の中にはメスの蛹があって、ずしりと重量感もある。
 これを見れば、ヤママユの生きた蛹と錯覚しても少しもおかしくはない。

 しかし、ヤママユは卵越冬であり、冬からこの時期にかけて蛹がいてはやはりおかしい。つまり、写真の蛹は夏のころ羽化できず、すでに死んだ蛹ということだ。

 ただし正確に言い換えれば、ヤママユとしての生命は断たれているけれど、別の生きものにその生命がのっとられ、今はその別物の生きものが蛹の殻を纏っているのである。
 繭を紡ぎ、蛹までの変態をも終えたということは、多くの天敵や災難をかいくぐり、実に運のいいヤママユであったはず。それが蛹に変身を遂げたあと、しばらくして、体内に宿っていた寄生者のおもむろな略奪によって、急死を遂げたのであろう。なんとも壮絶な瞬間を想像する。

 で、この蛹の中に今宿っている寄生者だが、おそらくはコンボウアメバチで、まだ成育段階としては前蛹であると思われる。つまりブヨブヨの芋虫であり、この状況で中を割り開くと、その前蛹を傷つけてしまう可能性が高い。
 もう少し様子をみて、コンボウアメバチ幼虫が繭を紡ぎ、蛹になったころを見計らってから中の様子を覗き見ることにしたい。

(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)



『ツマキチョウの羽化を撮る』

 先日も書いたように、今日もツマキチョウの羽化撮影をした。

 今日は本番の第一回目だが、写真撮影はさらにあと一回だけライティング条件などを変えて行ない、三回目についてはビデオ撮影をするつもりでいる。
 ただし、去年に飼育して用意できた蛹は10個体に過ぎず、そのうちオスの蛹が望み通りの数揃うかどうかは、今のところわからない。
 現にオスの蛹とわかった1個体が、翅の模様が浮き出てきてから後、羽化に至る事無く死んでしまい、これは撮影計画通りにはいかないだろうと覚悟はしている。

 プロの昆虫写真家の仕事として、ツマキチョウの羽化シーンというのは、いささか脱線気味ではあるが、これは私のツマキチョウへの思い入れが強いということに他ならない。
 
 忘れもしない高校1年生の春。
 進学校に入ったせいで、春休みにはどっさり勉学のノルマを与えられたが、私はそんなことは無視して、実家のそばの大根畑で夢中になってツマキチョウを捕虫網で追いかけていた。
 そのとき大根の花がとても綺麗なことを知って、それも印象的だったが、あの夢中になった頃の感激のいくばくかは、今の歳になっても色あせることなく、私の体内には宿っているようだ。
 

 
新開 孝

ワカバグモ、活動始まる 2006/03/27
 ついこのあいだまでは落ち葉の下で過ごしていたワカバグモ。

 このところ梢で佇んでいる姿をよく見掛けるようになった。
 彼らの獲物の多くは小さな昆虫類だから、その昆虫たちも活発に動いている証とも言える。

 しかし、このワカバグモたちにも多くの天敵がいる。鳥もそうだが、昆虫界では何といってもカマキリモドキという手強い寄生者がいる。
 カマキリモドキの幼虫はクモの体にとりついたままクモとともに冬を越し、春から初夏にかけてクモが産卵すると、その卵のう内に侵入し、卵を飽食する。
 ワカバグモにとりつくカマキリモドキはヒメカマキリモドキの幼虫である。ただし、せっかく幼虫がクモにうまくとりついても、そのクモがメスでなければ、おそらくカマキリモドキに生き残るチャンスは無いと想像される。


 (OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)新開 孝

ツマキチョウ、オスの羽化 2006/03/26
 翅のオレンジ色模様が、数日前からうっすらと見え始めていた蛹が、本日、羽化した。

 ツマキチョウの羽化を観察し、撮影するのは今回が初めてだったので、羽化兆候がどのようなものか興味があった。
 羽化兆候の様子はモンシロチョウの蛹の場合とはかなり違っており、羽化時刻を正確に予想するのは難しいと思えた。

 本日はとりあえずテスト撮影の段階で、明日から本番の撮影となる。

(Canon EOS-5D  マクロEF100ミリ)

『九州、宮崎の芋焼酎を飲む!!』

 先日、北九州の方から芋焼酎をいただいたことを書いた。
 今日はツマキチョウ羽化のテスト撮影を無事終えたことにかこつけて、そのいただいた焼酎を試飲してみることにした。
 肴は有り合わせの鳥レバーのソース漬けとカマンベールチーズ。
 で、東京の水道水では味を損ねてしまうので、やはりここはまずストレートでいただこう。

 おお、さすがに本格焼酎!!じつにまろやかで、奥深い味わいである!
 この味わいはお湯割よりかロックの方がいいと、私には思えた。
 これはグイグイいってしまいそうだが、さすがに今夜は試飲で留めておこう。

 ところで、この芋焼酎のラベルを見てみると、酒蔵は宮崎県西都市下三財とある。西都市といえば古墳の多い事で有名である。私はまだ宮崎の土地のことをほとんど知らない人間ではあるが、じつはこの下三財のあたりは先月、中古物件を不動産屋さんに案内してもらったばかりの場所でもあった。なんという奇遇であろうか。
 そこの物件の一つは、昆虫写真家としてはまさに申し分のない広くてしっかりした作業場付き(元は工場だった)のもので、住居部も真新しい建物で庭も広かった。が、環境としてはいかんせん杉植林と竹林ばかりに囲まれ、しかも子供の学校は絶望的に遠過ぎたので、早々と選外にしたのであった。

新開 孝

ツマキチョウのメス 2006/03/25
 午後4時過ぎころ、ツマキチョウのメスが羽化しているのに気付いた。

 気付いた段階ではすでに翅が半分ほど伸びたところであった。
 このツマキチョウの蛹は、以前に空堀川の遊歩道柵で見つけたもの。今年に入ってから帯糸が切れて宙ぶらりんになっていたので、回収して羽化が無事できるように固定しておいた。

 蛹の色は真っ黒であったので、羽化兆候を事前に観察できなかったことが悔やまれる。

(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)新開 孝

キバラヒメアオシャク幼虫 2006/03/24
 ほころびかけた冬芽のそばに、キバラヒメアオシャクの幼虫がいた。
 体長は1センチ足らず。

 幼虫の姿はコナラやクヌギなどの枝にそっくりだ。体の表面が顆粒でおおわれていることもその擬態効果を高めている。
 幼虫は若い段階でこのように枝上で越冬しており、これから春の進行とともに葉っぱを食べて成長していく。

(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)


 

『武蔵野台地』

 本日は、風景写真のための下見もかねて、狭山丘陵を少し歩いてみた。

 ひところ武蔵野台地の風景を撮ることに奔走した時期もあるが、結局は昆虫撮影やビデオの仕事に集中する必要もあって、ほとんど頓挫した形になっていた。

 風景を撮るなら、それはそれでフィールドの巡り方、気構えもまったく違ってくる。とくに「虫の目」をあまり鋭くしてしまうと、ますます風景が見えて来なくなる。まずは「虫の目」をほどほどにして歩き出すことが必要だ。

 今年はこれまでと違って、この武蔵野台地の風景にしても季節ごとのうつろい全てが、それが例外無く私にとって最後の一回こっきりの体験となる。今日、見てきた風景も次回撮影が終われば、もう二度と目にすることも無かろうなあ、と思う。

 

 新開 孝

タマバチの産卵 2006/03/23
 コナラの冬芽を触角でなでるようにして探っているタマバチ科の一種を見つけた。

 産卵すべき冬芽をどのように選別しているのか不思議な気がする。プルプルと触角を細かく振るわせて、冬芽表面を触診する様は、まるで太鼓を打っているようでもある。

 で、おもむろに動きが止まったかと思えば、ゆっくりお尻を下げて細い産卵管を冬芽に差し込む。

 タマバチ科の産卵を受けた植物にはゴール(虫こぶ)ができる。産まれてくる幼虫はその異常増殖したゴール内組織を食べて育つようだ。
タマバチ科には無翅のものがいたり、同じ種でも両性世代と単性世代の世代交代があったりして生活史がとても複雑である。


(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)新開 孝

ミヤマセセリ 2006/03/22
 チョコレート色のミヤマセセリが地面すれすれをはねるように舞う。
 しばらくそのせわしい飛翔を目で追いかけていると、そのうちに地面の枯れ葉の上で日光浴を始めた。

 拡げたはねの模様を見れば、メスであった。
 

撮影地/埼玉県比企郡鳩山町 (OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)
新開 孝

ウーメネスの泥壷 2006/03/22(その2)
 Eumenesはギリシャ語で「情け深い」という意味だそうだ。
 発音はウーメネス。

 日本にはウーメネス属が5種類いるとされる。
 その5種類とは、スズバチ、ミカドトックリバチ、ムモントックリバチ、キアシトックリバチ、キボシトックリバチ。

 これらは泥バチとも呼ばれる。ちょっと田舎に行けば、軒下の外壁に半球状の泥の塊が付着しているのをよく見掛けるが、これらは泥バチたちの仕業である。
 うちのマンションのベランダにも毎年、スズバチが泥巣を造っていく。
 「顔に泥を塗る」という言葉もあるように、我が家の白壁に泥を付けられることを嫌う人は多い。まんざら同情できないわけではない。
 しかし、「情け深い」という命名にもあるように、この泥の塊は親バチが子育てをするためにこしらえた、いわゆる「ゆりかご」なのである。
 その辺のことを理解していただき、体裁の悪さをとやかく文句言うばかりでなく、この機会にこそ、少しは身近な昆虫の生き様にも関心をもっていただきたいのである。

 さて、本日見つけた泥壷はコナラの梢にあった。
 この泥壷がウーメネス属5種のうち、どの種のものなのか?

 おおよそ泥壷の外形でもって判別できるはずだが、長い冬を過ごして風雨に晒された壷は、すでに原型をとどめてはいない。
 はて困ったのだが、壷口の直径が決め手となって、おそらくはキアシトックリバチであろうと推測した。ノギスを使って計測してみたところ、壷口直径は約1.7ミリであった。それが決め手となったのである。

 以上の事は、昨年、神田古書店で買い求めた『自然観察者の手記ー昆虫とともに五十年』(岩田久仁雄/著)を参考にした。この分厚い手記は、まさに昆虫の生活を野外観察で緻密に綴った名作中の名作。

 蛇足ながら、和名についてミカドトックリバチを近年の図鑑類ではトックリバチと表記されているように思えた。『自然観察者の手記ー昆虫とともに五十年』(岩田久仁雄/著)では、学名の種小名micadoからミカドトックリバチと表記しているのは、これは素直な表現と受け取れる。和名の混乱があるとすれば、整理したほうがいいのではないだろうか。

(写真上/コナラの枝についていた泥壷)
(写真中/壷の内部。中の二重になった繭壁のうち、外壁をはずしたところ)
(写真下/二重の繭壁を取り払って、中の幼虫を見てみた)

撮影地は、埼玉県比企郡鳩山町。 
 新開 孝

生き残っていたアオスジアゲハ越冬蛹 2006/03/22(その1)
 台所の外にあるクスノキで見つかっていたアオスジアゲハ越冬蛹は、その全てが寄生バエなど天敵によって侵されていたことは、数日前に書き込んだ。

 ところが昨日、ベランダの片付けをしていたら、偶然にも隅っこに置いていたビニール袋で、新たにアオスジアゲハ越冬蛹を1つ発見できた。
 この蛹は透き通った綺麗な緑色をしていて、おそらくは寄生も受けていないように見受ける。なんとなく無事に羽化するような気がする。

 この蛹を発見したベランダは、台所のすぐ隣に位置するので、クスノキから幼虫が歩いて移動した距離は数メートル以内である。
 
 アオスジアゲハの越冬蛹は、その幼虫時代の食樹クスノキの葉で見つかる場合には、かなり寄生率が高いことは、私が高校生のときにも体験したことがあった。
 また、愛媛新聞社発行の『愛媛の蝶』井出秀信/著(1974)にもそのような観察経験が書かれてある。

 夏場はともかく、秋にクスノキの葉うらで蛹化するものたちが、多くは寄生バエの犠牲になることには、何らかの理由があるのだろう。その詳しい事情を私はまったく知らない。

(OLYMPUS E-330 魚眼8ミリ/写真上)
(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)

 新開 孝
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