| コナラの冬芽を触角でなでるようにして探っているタマバチ科の一種を見つけた。
産卵すべき冬芽をどのように選別しているのか不思議な気がする。プルプルと触角を細かく振るわせて、冬芽表面を触診する様は、まるで太鼓を打っているようでもある。
で、おもむろに動きが止まったかと思えば、ゆっくりお尻を下げて細い産卵管を冬芽に差し込む。
タマバチ科の産卵を受けた植物にはゴール(虫こぶ)ができる。産まれてくる幼虫はその異常増殖したゴール内組織を食べて育つようだ。 タマバチ科には無翅のものがいたり、同じ種でも両性世代と単性世代の世代交代があったりして生活史がとても複雑である。
(OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン) | |