| 生き残っていたアオスジアゲハ越冬蛹 2006/03/22(その1) | | 台所の外にあるクスノキで見つかっていたアオスジアゲハ越冬蛹は、その全てが寄生バエなど天敵によって侵されていたことは、数日前に書き込んだ。
ところが昨日、ベランダの片付けをしていたら、偶然にも隅っこに置いていたビニール袋で、新たにアオスジアゲハ越冬蛹を1つ発見できた。 この蛹は透き通った綺麗な緑色をしていて、おそらくは寄生も受けていないように見受ける。なんとなく無事に羽化するような気がする。
この蛹を発見したベランダは、台所のすぐ隣に位置するので、クスノキから幼虫が歩いて移動した距離は数メートル以内である。 アオスジアゲハの越冬蛹は、その幼虫時代の食樹クスノキの葉で見つかる場合には、かなり寄生率が高いことは、私が高校生のときにも体験したことがあった。 また、愛媛新聞社発行の『愛媛の蝶』井出秀信/著(1974)にもそのような観察経験が書かれてある。
夏場はともかく、秋にクスノキの葉うらで蛹化するものたちが、多くは寄生バエの犠牲になることには、何らかの理由があるのだろう。その詳しい事情を私はまったく知らない。
(OLYMPUS E-330 魚眼8ミリ/写真上) (OLYMPUS E-500 マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)
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