| 秋冷のアカスジキンカメムシ成虫 2005/11/27(その2) | | 今日はアオクサカメムシを撮影していたところ、ふと足下近くのコブシを見て驚いた。 最初はシルエットなので、終令幼虫かとてっきり思っていたのだが、重なっていた葉をよけてみると、何と!アカスジキンカメムシの成虫であった。 今ごろ多数目につくのは越冬を控えた終令幼虫ばかりであるから、これには驚くのも当然。この成虫はよく見ると、まだ羽化してそう日数も経ていないようだ。 アカスジキンカメムシの多くは5月から6月にかけて羽化するのだが、8月に遅く羽化する場合もあるようだ。しかし、今日の成虫はそんなに古い個体ではない。 冬越しするべき終令幼虫が年内羽化することは、室内飼育では珍しくないが、今日のように野外で目撃したのは初めてのことである。 このあと写真のオスが、冬を越せるのかどうか気掛かりだが、この先追跡観察することなど無理な話ではある。
(E-500 35ミリマクロ 1.4倍テレコンバーター使用) | |