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石鎚山山頂は雲の中 2005/08/18
 15日に四国、松山に来て16日には西予市明浜町俵津に移動、ここで17日までビデオ撮影の仕事をしていた。ビデオの撮影をしている間は通常、写真撮影はできない。そもそも現場にカメラを携行していないから当然ではある。ビデオと写真の仕事は同時に進行できないし、それはやらないことにしている。
 さて本日は石鎚山脈の伊吹山近くにやってきた。今日は写真の仕事。石鎚山の最高峰は天狗岳で1982メートルだが、私が立っている縦走路の標高は1500メートルあたりだ。生憎、天狗岳の頂上は雲に隠れて見ることができない。ほおかぶりしている私(写真上)だが、これはイヨシロオビアブという吸血アブへの対抗手段だ。もっとも半袖Tシャツではアブ対策も完璧ではないが、今日はどうにか刺されずに済んだ。すれ違う登山者には頭からすっぽりメッシュをかぶっている完全武装の人もいたが、そういう養蜂家のような格好までいくと仕事にはならない。
 瓶が森へと向かう縦走路は一面、ササ原だがあちこちにブナが生えており広葉樹の林も抜ける。ササ原ではチチチチーッ、ツツツツというツユムシの仲間の鳴き声が多い。声を頼りにツユムシの姿を探してみると、縦走路のすぐ傍らのササの葉上でオスが次々と見つかる(写真下)。できるだけ高い場所を選んでそこで鳴いているのは、いかにもナワバリ宣言のようにも感じる。なかなか奇麗なツユムシだが、種名を私は知らない。

 明日も石鎚山通いだ。今夜は久しぶりに友人と松山の街で飲むことになっている。幼少から学生時代までを過ごした懐かしい街だ。


新開 孝

蛾の繭、2種 2005/08/14(その2)
 先日、港区での昆虫調査で見つけたキノカワガの繭(写真上)。キノカワガの繭が着いていたのはカキの葉裏であった。繭には直線上に合わさった羽化口がしつらえてあって、そこを押し開くと中の蛹が見える。流線型をしたこの見事な繭の形状を眺めていると思い起こすのがウスタビガの繭「ヤマカマス」(写真下)だ。
 写真のウスタビガの繭も上部の羽化口から中に入っている蛹の頭を見る事ができる。キノカワガとウスタビガの繭は構造的によく似ている。ただしキノカワガの繭にはヤマカマスの繭底にあるような水抜き穴はない。
 さて、じつはこのウスタビガの繭の方は一週間ほど前に山梨県の山中で見つけたもの。ウスタビガ幼虫は6月ころに繭を造るが、夏の間は蛹のままで夏眠し、成虫が羽化するのは11月以降である。夏の林で梢に隠れた夏眠中の繭を見つけるのは容易ではなく、私もこれまでに探して見つけることができたのは数例に過ぎない。今回の繭はまったくの偶然で目に入ったもの。


『四国、九州への遠征』

 明日からしばらく新開は四国、九州を巡ります。
九州では再び阿蘇へ行きますが、ツツガムシ病、日本紅斑熱病などへの対策はきちんとしたいと思います。先月はけっこう辛い思いをしましたから。
 最近、国内のホテルにはパソコンさえ持ち込めばLAN接続できるところが増えてきました。ですから事前にそういうホテルを選べばいいのですが、今回、四国で滞在する私の実家ではそういう通信環境は望めません。なんといまだにダイヤル式の黒電話なのです。ジーッコ、ジーッコと丸いダイヤルを回す電話機なんて、今では探すのも難しいくらいではないでしょうか。 新開 孝

リンゴツノエダシャクのオス 2005/08/14
 3日前からうちの玄関近くの外壁にべったりくっついていたのは、リンゴツノエダシャクのオス。灯りに飛来してから落ち着いてしまったようだ。はねの開張は6センチ程度。リンゴと名前にあるが幼虫の餌になる樹木の種類は多く、ツツジ、カエデ、コナラ、ヤナギ、ニレ、バラなど。
 建物の外壁などに静止しているとはねの紋様はなかなか綺麗でよく目立つが、樹木の幹などに止まれば、隠蔽擬態の効果は大きいと思う。新開 孝

クロタマムシの顔面模様 2005/08/12
 埼玉県狭山市にある「赤坂の森」で昆虫観察会をおこなった。主催は三富地域農業振興協議会。生憎の天候であったが、朝から降っていた雨は観察会が始まるころにはすっかり止んでくれた。活動する昆虫の姿は少なかったが、それでもいろいろな昆虫を見ることができた。
 アカマツの枯れ木で見つけたのがクロタマムシだが、私はこれまでオスの顔面模様を知らなかったので、種名がその場ではわからなかった。クロタマムシのメスにはほとんどこのような顔面模様がなく、メスしか私は見た事がないのである。これまで種名のごとく、いかにも地味なタマムシだと思っていたが、オスの顔面にこんな面白い模様があるとは驚きであった。新開 孝

都会の昆虫を見る 2005/08/11
 今日は港区の白金近辺を歩いてきた。このあたりにどんな昆虫がいるのか、それをロードセンサス方式で調べ、可能な限り写真撮影するというのが私の主な仕事だ。7月に引き続き今回は2回目となる。
 一見、建物と道路だけの街のように見えるが、そこかしこのわずかな緑地環境には思いもよらぬ昆虫世界がある。首都高速の脇、明治通りに沿って流れる古川は3面護岸で下水溝のような川(写真)ではあるが、よく見てみるとシオカラトンボ、ウスバキトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ、など5種類のトンボたちが飛び交っていた。水面にはアメンボの姿も多い。先月はこの川沿いにナガサキアゲハのメスが飛んでいたのも記憶に新しい。
 どんな昆虫がどこでどのように暮らしているのか。そういう意識さえ持てば、この日本という国土において昆虫の姿が皆無という環境こそが珍しい、とも言えるのではないだろうか。新開 孝

傷ついたオオセイボウ 2005/08/10(その2)
 メタリックな輝きで目をひくのがセイボウの仲間だが、そのなかでも大型種のオオセイボウは大きい個体となると、体長2センチもある。このハチは普段動きが速くて、撮影するのも一苦労する。ところが今日、出会ったこのオオセイボウの動きは少し緩慢であった。緩慢とはいえ常に歩き回るのでシャッターチャンスは意外に少ない。どうも動きがおかしいと思っていたら、左のはねを付け根から失っている。人に置き換えれば重傷かもしれないが、オオセイボウはそれでもトコトコ歩きを止めようとはしない。そっと指先で行き先を遮ると、驚いてぽろりと地面に落っこちる。そして体を丸めて死に真似まで見せてくれた。
 オオセイボウは大きな泥巣を造るスズバチに寄生する、寄生バチである。産卵は固い泥巣の外壁から産卵管を刺し込んでおこなう。新開 孝

カメムシ3種 2005/08/10
 「お化け山」のコブシの実にはクサギカメムシ(写真上)、アカスジキンカメムシ(写真中)、マユミの実で交尾するキバラヘリカメムシがいた。アカスジキンカメムシは成虫数頭に混じって、若い幼虫も見つかった。
 関東周辺ではアカスジキンカメムシの繁殖は7月後半からだが、身近な場所ではコブシやオニグルミで産卵、繁殖する姿をよく見かける。他にはシンジュノキ(ニワウルシ)、キブシなどにも好んで集まる。どの木も幼虫が成長するために必要な実をたくさんつける。アカスジキンカメムシの繁殖はこれから9月ころまで見られる。
 クサギカメムシは地味な姿だがもっとも目につくカメムシの代表種といえる。秋には大集団をつくって人家にも入ってくるので、とても嫌われるカメムシでもある。新開 孝

コミスジ幼虫の隠れ家 2005/08/09

 うちから歩いて1分の場所にある雑木林は、通称「お化けやま」と呼ばれているようだ。なぜ「お化け」なのか名前の由来をまだ聞いていない。今夏は遠征などの仕事が多く、「お化けやま」をゆっくり散策する時間がほとんどない。今日は午前中、編集者の方の訪問があったり、室内作業に追われていたが、やっと夕刻になって30分ほどだけ「お化けやま」を歩いてみた。
 もうオオカマキリ成虫が出ているかもしれないと思って探してみたが、幼虫すら見つからなかった。昨夜、オニグモに捕まったコカマキリ成虫を見たせいもあって、けっこう期待してみたのだが。

 さてクズの葉でコミスジ幼虫の隠れ家を見つけた。幼虫は葉っぱの付け根、つまり葉柄部をかじって葉っぱを萎れさせ、丸くカールした内側に隠れている。幼虫の姿そのものが枯れ葉にそっくりの擬態をしているが、こうしてさらに枯れ葉のシェルターに潜むというのはいかにも用心深いように思われる。



 

 『日本紅斑熱病』

 先月、熊本から戻って体調を崩した私だが、その病状について「夏バテ」「夏風邪」という指摘を数人の方からいただいた。しかしながら私はどうもそういう手合いではないなあ、なんだか奇妙だなあと感じていたのである。これまでに経験したことのない症状であり、もしかしたら内蔵疾患ではないか?などと不安になったりしていた。
 しかし今日、ある方から「つつがなく」というタイトルのメールをいただき、これはもしかしたら「日本紅斑熱病」だったのかもしれないと納得した。しかもこの手の病気は町中の医師では診断できない可能性が高いらしいので、病院に駆け込んでもわからないことがあるらしい。まあ、確証はないのであるが自覚症状は「日本紅斑熱病」のものとまったく合致している。
 この病気はツツガムシ病にきわめて良く似ているが、発病の原因はマダニ類による吸血から感染する。実は熊本の現地では、ツツガムシ病の注意は事前に受けていたのである。だがしかし、いったいどう予防対処すべきなのか検討もつかないでいた。「日本紅斑熱病」のことを知ってから、ふと思い出したのだが、牧場で取材中、私は馬の鼻面を撫でようとしてそこにマダニが這っているのを見て、思わず手を引っ込めたこともあった。もしかしたらその前後に気付かないうちにマダニの吸血を受けていたのかもしれない。新開 孝

オニグモとコカマキリ 2005/08/08(その2)
 午後9時過ぎころ、うちの玄関ドアのところで「クモが大きな獲物を捕まえている」と嫁さんが見つけた。あわててカメラをセットして出てみると、獲物はコカマキリであった。クモはオニグモで、ずっと前からうちの玄関先の天井に住み着いているやつだ。蛍光灯の灯りにやって来る獲物をもっぱら餌にしているようだが、今夜みたいな大物は珍しい。オニグモは夜になってから毎晩、新しい巣網を張っている。それにしてもコカマキリの成虫を見るのは今年に入って今日が初めてである。新開 孝

オオミズアオ 2005/08/08
 夏の夜、灯りに舞うオオミズアオの姿は艶やかだ。
今日の写真は8/7の午前中に撮影したもので、場所は山梨県長坂町の深沢温泉の宿。部屋の中にまで飛び込んで一夜を明かしたオオミズアオに障子が似合っている。深沢温泉の夜は大変涼しいため久しぶりに熟睡できた。オオミズアオは5月ころと今頃の夏本番との年2回、成虫が現れる。新開 孝

炎天下の仰向け幼虫 2005/08/04
駐車場へ向かう途中、地面に仰向けの幼虫を見つけた。ハナムグリ類の幼虫だろう。体長は21ミリ程度。炎天下にさらされては、いずれ干涸びて死んでしまいそうだ。それよりか何故、こんな場所にころがっていたのか?
 生死も定かでないが、とにかくうちに持ち帰ることにした。いずれころがっていた理由のヒントくらいはわかるかもしれない。そしてよくもまあ、私の目にとまるまで鳥の餌食にならなかったものだ。
 そんな謎の物体、ハナムグリ幼虫には、こんな仰向け状態で這い歩く習性もある。もしかしてどこぞへ移動の途中であったのか?いやいや、こやつはピクリともせんぞなもし。



 『新開孝からのまたもやお知らせ』

 体調が戻ったばかりですが、明日から2泊3日で山梨の長坂町へ仕事に行きます。仕事の内容はビデオ撮影のお手伝いです。夜の撮影もあり、ちょっと体力に心配ありですね。この間は「ある記」更新もお休みします。

 そして今回の体調不良と重ねて、つくづく自分の年齢も考えてみました。するとこの手の仕事からはもう手を(足を)退かねばと思い始めています。生物コーディネーターと表現すれば聞こえはいいですが、そもそもこの手の仕事は、いわば便利屋みたいなものでもあり、ただただ苦労するわりに報酬は極端に少ないのです。というか仕事として今の社会では成立し得てない、そう捉えるべきでしょう。
 以前、映像の仕事の現場ではこうした下働きもいい作品を造る上では欠かせない重要なポジションであり、ギャラは安くてもやりがいあり、と書いた私ですが、いろんな仕事が錯綜するなか、そして自分の体は一つという大原則を振り返ってみれば、もうそろそろサービス精神ばかりで突き進んではいかんなあ、と反省しているわけです。
 
 昆虫写真家、新開孝のやりたい仕事、やるべき仕事とはいったい何でしょうか。
山梨の仕事から戻ったならば、またこの話題に少し触れたいと思います。

新開 孝

『デジタルカメラ OLYMPUS E300』 2005/08/03(その2)
 デジタル一眼レフカメラとしては、フォーサーズシステムという独自路線を展開するのがOLYMPUSだ。OLYMPUSといえば一昔前の銀塩カメラ時代には、昆虫写真を手掛けるものにとって、なくてはならない接写システムを構築してくれた。しかしデジタル化した現在のフォーサーズシステムでは、過去のような接写システムにはまだ至っていない。このことは何度も強調してきたことだが、一方で私はフォーサーズシステムのレンズ設計のあり方、カメラのコンパクト化などを高く評価し、少し永い目で見て、いずれは接写システムの拡充にも期待しつつフォーサーズシステムをメイン機材の一つとして揃えてきた。
 メイン機材として撮影の仕事をする上では、カメラボディが最低でも3台は必要だ。そこでつい先日「E300」の2台目を購入した(写真)。どのメーカーであれデジタルカメラの同機種を2台以上保持することには価格やカメラとしての機能面からこれまで抵抗があった。しかしE300は10万円以下の価格でありながら、そこそこの性能があり充分仕事にも使える。操作性ではE-1の方が良いし気に入っているのだが、E−1については次期新型機種への期待感が大きく、2台目を購入するのは躊躇せざるを得ない。
 「E300」にも欠点がないわけではない。操作をメニュー操作に頼り過ぎで、これは慣れの問題である程度解消できるにしてもやはり使いづらい。そして最大の問題点は液晶モニターの色味が正確ではないことだ。撮影中モニターの色を見ていると不安になってしまうが、パソコンのモニターで再現してみるときちんとした色再現をしているので、これも慣れるしかないようだ。

 フォーサーズシステムをメイン機材として捉えながらも、これまで銀塩時代から主力機材として使ってきたCanonのシステムを捨てたわけではない。CanonのEFレンズ群の充実度、描写能力の高さは今さら言うまでもないが、しかしそのレンズ群を100%活かすためには、やはりフルサイズCMOSのデジタルカメラでないと意味が無いと、少なくとも私は考えているからだ。ところがフルサイズの1Dsマーク2はあまりにも高価であり、趣味ならともかく仕事では使えない。高価なカメラは故障時のリスクも大きい。なんとか妥協して1Dマーク2を使ってきたが画面が中途半端なサイズの上、やはりこのカメラも決して安くはない。それとこれらCanonのフラッグシップカメラは、昆虫写真撮影をする上では、図体があまりにデカ過ぎるのだ。もちろん重いことこの上ない。
 カメラボディの大きさはともかくも、CanonのフルサイズCMOSデジカメの価格が30万円台あたりに降りてきてほしい。そうすれば仕事のカメラとしてメイン機材として活用できる。それまではCanonの販売戦略を静観するしかない。
 
新開 孝

テントウハラボソコマユバチ羽化する 2005/08/03
先日紹介したテントウハラボソコマユバチの繭から、成虫が羽化した。おしりの先の産卵管を含めても体長は4ミリ以下だろう(写真上)。
 このハチはちょっとした刺激を受けるとピョンと跳ねてでんぐり返り、死に真似をする(写真下)。その姿をもう一度撮影しようとしたら、ストロボの発光に驚いて飛び起きた。
 テントウハラボソコマユバチはこのあと、宿主となるナナホシテントウやテントウムシの成虫を探し放浪する。宿主を見つけると産卵管を体の前に突き出すようにして、宿主の体の外部へ卵を産みつける。このとき宿主の体表面に卵を付着させているのか、どこか隙間に埋め込むのかは、よくわからない。ハチのふ化幼虫は自力で宿主の気門あたりから体内へと侵入するのだろう。
 今のところテントウハラボソコマユバチのオスは見た事が無い。どうやら本種はメスだけで単為生殖するようだ。


『新開 孝からのお知らせ』

 私は体の不調からこの「ある記」更新をしばらくお休みしてきました。といっても数日間でしたが、体の不調からこういう事態になったことは今回がおそらく初めてだと思います。
 いろいろな方からお見舞いや励ましのメールを多数いただき、恐縮しています。それぞれの方々への返信を省略させていただき、ここに皆さんへのお礼とご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。ほんとうにありがとうございました。

 私の体の不具合は食欲不振、倦怠感、全身筋肉痛、そして首から下全身の発疹、発熱など諸症状が入れ替わりで発生しました。どうやら疲労からきた夏風邪ではないか、そういう自己診断をしておりますがほんとうのところはよくわかりません。やはり精密検査は一度受けた方がいいようですが、今の時期に生きもの相手の仕事ではそういう時間がなかなか取れないのが現状です。
 実際、今回も熱がありフラフラしていても室内作業ながら力仕事を続けてしまいました。相手が生きものである限り、こちらが回復するまで待ってはくれません。完全休業で療養に専念したのはわずか1日だけでしたが、そのせいか右腕の筋肉を傷め、腕を上げるとかなりの痛みが残っています。まあこれはゆっくりリハビリすれば回復すると思われます。
 不調で喘いでいるあいだ、さすがに酒類は飲めませんでした。これって実につまらないですね!おいしい肴と酒あってこその人生!ってちょっと大げさですが、これ抜きではねえ。

 ということで、また「ほぼ毎日更新、ある記」は元気に歩んで行きます!新開 孝

お休みのお知らせ 2005/07/31
『新開孝からのお知らせ』

 先日から新開は体調不良のため、当「ある記」の更新が滞っています。
しばらくは体調復帰に努めます。よろしくお願いします。新開 孝
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