| 15日に四国、松山に来て16日には西予市明浜町俵津に移動、ここで17日までビデオ撮影の仕事をしていた。ビデオの撮影をしている間は通常、写真撮影はできない。そもそも現場にカメラを携行していないから当然ではある。ビデオと写真の仕事は同時に進行できないし、それはやらないことにしている。 さて本日は石鎚山脈の伊吹山近くにやってきた。今日は写真の仕事。石鎚山の最高峰は天狗岳で1982メートルだが、私が立っている縦走路の標高は1500メートルあたりだ。生憎、天狗岳の頂上は雲に隠れて見ることができない。ほおかぶりしている私(写真上)だが、これはイヨシロオビアブという吸血アブへの対抗手段だ。もっとも半袖Tシャツではアブ対策も完璧ではないが、今日はどうにか刺されずに済んだ。すれ違う登山者には頭からすっぽりメッシュをかぶっている完全武装の人もいたが、そういう養蜂家のような格好までいくと仕事にはならない。 瓶が森へと向かう縦走路は一面、ササ原だがあちこちにブナが生えており広葉樹の林も抜ける。ササ原ではチチチチーッ、ツツツツというツユムシの仲間の鳴き声が多い。声を頼りにツユムシの姿を探してみると、縦走路のすぐ傍らのササの葉上でオスが次々と見つかる(写真下)。できるだけ高い場所を選んでそこで鳴いているのは、いかにもナワバリ宣言のようにも感じる。なかなか奇麗なツユムシだが、種名を私は知らない。
明日も石鎚山通いだ。今夜は久しぶりに友人と松山の街で飲むことになっている。幼少から学生時代までを過ごした懐かしい街だ。
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