| 昨日のあられ粒、再び 2004/07/26(その1) | | エゴノキ根元で見つけた「あられ」粒。 昨日は私が噴出穴を暴いておいたのだが、 今日再び見てみるとあられ粒で噴出穴が塞がっていた。
しかもよく見てみると 穴近くの粒ほど色が赤味を帯びている。 これは真新しい糞であることを物語る証しであろう。 エゴノキの根から外に排出された糞は次々と画面手前に向ってなだれ現象をおこし、平面状に広がっている。 これは地面の傾斜のせいだと考えられる。 想像するに得体の知れない昆虫の幼虫は、噴出口にお尻だけを曝して糞を外へと排泄しているのではないか。 外界へ姿を現わすようなことは決してしないのであろうと思われる。
昆虫の幼虫にはこうして植物の実や葉っぱ、茎の中などに潜入して暮らすものが数多い。 隠れ家と食糧を兼ねたこういう生活はとても快適のように見受けるが、昆虫写真家にとっては表現しようにも苦しむ厄介な存在でもある。
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