| コアシナガバチの営巣 2004/05/02(その2) | | 昨年、うちのマンションベランダ外植えには「コアシナガバチ」の大きな巣が見つかり、冬を迎えての終息までを見届けた。
今日、その巣があった木を刈り込みながら様子を見てみると、なんとほぼ同じ場所に女王バチの単独営巣が確認できた(写真上)。しかも少し離れて二つある。
私が草刈りやら枝刈りを遂行したがために、女王バチは一時巣を離れてしまったが、数分して戻って来た。巣房内を覗き込んでみるとすでに幼虫の姿もある(写真下、矢印先)。
ここもまたいずれ、地主や業者が入って草刈りを行うので、コアシナガバチの巣が生き残れる確率は低い。 そこで無闇に巣を破壊されないよう、事前に私が草刈りをしておくことにした。 また、裏のアブラナ草地で営巣している巣も、ベランダの外壁隙間に移設するつもりだ。
だからといって特別、ハチ擁護に徹しているつもりはない。ただ、少しの労を注げばハチ達の暮らしぶりをじっくり拝見できることができる。 これは私にとっての仕事の一部でもあるが、ただ単に撮影することだけを目的にしているのではない。 生き物たちの複雑な環境世界に浸れるきっかけ作りには充分なり得ると、私は知っているからだ。 きっと何がしか他の生き物がここへは絡んで来るのだ。
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