| 昨日アップしたベニシジミ前蛹は 今朝早くに死んでいた。
死因は寄生バエによるものだ。 前蛹の頭部近くに大きな穴があき 寄生バエのうじ虫が一匹、 這い出てきたのである。 うじ虫はしばらくして体が萎縮し 俵型の固い蛹となった(写真上)。 SF映画「エイリアン」などは このような寄生昆虫の生態を パクったものだ。
うじ虫の体長はベニシジミ前蛹の それとほぼ同じ位に大きく 前蛹の中にどうやって 納まっていたのか不思議だ。 「エイリアン」どころではない! 凄まじさだ! ベニシジミ幼虫を野外から 持ち帰り飼育していると こうして寄生バエの犠牲になるものが 多いことに気付く。
昨日の前蛹は体色が異様に朱色で しかもよく見ると頭部近くには 小さな黒いものが肌を透かして 見えていたのであった。
(写真下)は緑色型の前蛹。 こちらはどうであろうか? 画面向って左側が頭だが 今の所異変は見当たらない。 しかし、寄生の有無は もうしばらく様子を見ないと 判断ができない。
昆虫の魅力の一つは 「変態」という劇的な変身だ。 変態は英語で「metamorphosis」 とも言うが、しかしもう少し まっとうな日本語はないものか?
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