| 中里の林でビジョオニグモのメスを見つけた(写真上)。見つけた場所はコカマキリが産卵に利用していた金網フェンスである。体長は1B近くあり、特に大きい腹部が目立つ。腹部背面にある模様は何かの顔に見えたり、不思議な雰囲気だ。「美女鬼蜘蛛」という名前の美女たる由縁は何であろうか?腹部の怪しい紋様(写真中)のせいであろうか?このクモは林の中でときどき見かける程度。あまり多いクモではないようだ、と今まで思っていたのだがそれは私の無知に過ぎなかった。 今日あらためて『学研の図鑑 クモ』を開いてみると、その理由が少しわかった。ビジョオニグモは円網と呼ばれる巣網を枝のあいだにかけるのだが、その円網上にはクモは滞在しない。円網の一部が接触する葉っぱに網巣を造りその中に潜んでいるそうだ。 そこに引き込んだ「よび糸」に脚をかけ、獲物がかかったときの振動を待っているわけだ。普段はひっそり隠れているのでは、ビジョオニグモの張る円網の特徴を知らない限り、偶然以外では滅多に見つかるはずがない。それにしても今日見つけたビジョオニグモのお腹は大きい!これから産卵だろうか。私は撮影するとさっさとその場を立ち去ったのだが、あとでしまったと後悔した。
昨日のキボシカミキリ、今日も3頭が同じヤマグワにいた。この カミキリは寒さに強いのだろうか?寒さに鈍感なのか?
飼育中のヒラタアブ不明種、仮称『エリマキ』の幼虫が1匹、枝から離れてケース内の葉っぱに移動した。幼虫が襟巻きになっていた枝の部分には、タールのような黒い液状の排泄物が残されていた(写真下)。いよいよ蛹化するのであろうか?
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