| モンシロチョウのねぐら 2008/03/20(その1) | | ベニシジミ幼虫の食草ともなるギシギシとスイバ。 両種とも田の畦道などに多く生えている。どちらかと言えば、スイバのほうが私は好きで、ベニシジミ幼虫探しをするならスイバしか見ない。 スイバは葉っぱもおとなしく、赤みを帯びていたりして綺麗だし、花穂も桃色が鮮やかである。一方、ギシギシはライオン草とも呼ばれるように、その生命力の逞しさはあるが、波打つ葉っぱの猛々しさが好きになれない。花穂の色も地味だ。
しかし、今朝は逆光に透けたギシギシの葉が、まるで海中の潮のうねりに揺れる昆布のようにも見えて、思わず足を止めた。午前7時半。 それでもっとよく見ようと、ギシギシに近寄ってみればモンシロチョウが一列に並んで止まっていた。これは集団ねぐらだ。全部で6匹いる。 おそらく互いの姿を見てから次々とそこへと集まったのだろう。 確認できた4匹はオスだった。
(写真/OLYMPUS E-330 14-54ミリズーム)
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