| 今日は天気情報によれば、雨のはず。
しかし、朝から妙に生暖かく、そして陽射しも強い晴れ日となった。朝起きたときは長袖シャツにしてみたが、庭の作業を終えるころにはTシャツ一枚になった。
あまりに青空がまぶしいので午前中だけ少しの時間、出掛けてみた。雨なら室内作業に没頭する予定だったのだが。 出向いた場所は「関尾之滝」。ここは我が家からほぼ真西に位置しており、都城市の盆地を縦断する経路を約30分車で走る。
「関尾之滝」は去年の12月にも、ウスタビガのメスを撮影したことで紹介した。ウスタビガの繭はいくつか見つかったので、今年も同じ木で発生した可能性も高い。しかし、昨年と同じ場所でウスタビガの繭は見つからなかった。 田んぼをつき抜ける歩道にはハンミョウが多く、ときおりトノサマバッタも跳ねる。ムラサキツバメのオスが日光浴していた。オスの紫は鈍い色で、メスの強く輝くような派手さが無い。
「関尾之滝」もついでに覗いてみれば、虹が出ていた(写真上/中)。 ここは有名な観光地なので、滝のすぐ下流にはこのような(写真下)吊り橋があって、この橋から滝を正面に見る事が出来る。
(写真/E-3 ズイコーデジタル14−54ミリズーム)
ほぼ一ヶ月前から準備していたある昆虫の生態を、ようやく今日になって撮影できた。これはビデオの仕事。 一ヶ月以内には撮影できるだろうと思っていたが、気温が低かったり天候も崩れたりしてのびのびになっていた。つまりここ一ヶ月の間は、この撮影のことが気になっていろいろと他の仕事にも支障を生じてきた。 昆虫の生態撮影というのは、おおよその予定はたつものの、実際の撮影ができるまでには予測不可能な要素が多く、いつになったら撮影できると断言することは極めて難しい。
そのような様子をはたで見ているぶんには、とても仕事をしている姿には映らないようで、過去にもこのことが原因で夫婦喧嘩の種にもなったりした。例えば夏休みの休暇スケジュールなどせっつかれても、ぼくに到底決めようがない、という状況が多かった。ま、今になってもその状況にはあまり変わりないけれど。
「関尾之滝」を撮影しながら、今日の気象条件ならイケル!と思えた。そこで急いでうちに引き返し、撮影準備を整えたのであった。
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