| 昨年11月末頃に紹介した、キンカンの幹についたナガサキアゲハの蛹。 この蛹はアオムシコバチの寄生産卵を受けていたので、春になっても羽化することはないだろう、と以前に書いた。この蛹の運命がわかってはいても、迷彩色のナガサキアゲハ越冬蛹には魅了されるものがあり、ときどき様子を眺めていた。
今日は午後6時頃にキンカンの根元を覗き込んでみたら、蛹の横腹に大きな穴が見えた。表皮がめくれたところからアオムシコバチの幼虫の姿が数匹見えている。おそらく蛹の体内にはこのウジ虫たちがびっしり詰まっているのだろう。
だがしかし、この穴を開けた犯人はなんだろう?それとも風のいたずらだろうか? 鳥の仕業ということも考えられるだろうか?鳥だとしたら、ウジ虫を残らず食べてしまうのではないか、と思うが、どうだろう。
(写真/E−3 35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
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