| 今朝も山仕事をした。1時間で止めるつもりが気付いてみれば3時間経っていた。
今日の作業は刈ったササの移動だが、あまりにも量が多い。10分も働いていると汗だくになる。少し呼吸を整えようと腰掛けて休んでいるうちに、作業内容を変更してみることを思いついた。 手で簡単に折り砕けるようなかなり腐朽の進んだササは焼却するしかない。しかしまだ青いササや枯れてはいても固いササなどは枝を落として裁断し、新たに集積場をこしらえてそこへ野積みにすることにした(写真上)。 集積場は斜面のとくに崩落が生じている場所へ設えることにした。山の斜面にはササの根が相当にはびこっていると思われるが、雨の流水で深くえぐれた場所もあって、前から気にはなっていたのだ。ササ材の集積場がいかほどに堰の役目を果たしてくれるかどうかはよくわからないが、ともかくササの両端は綺麗に切断しておく(写真中)。こうしておけば、狩りバチや花蜂の類いが、ササ筒を子育ての場として利用してくれるだろう。
集積場の支柱はホテイチクの根際の部分を切り取って打ち込んでみた。ホテイチクの根際の部分は節間が詰まっておりたいへん固く丈夫だ。この支柱を打ち込むにあたっては、これまで1.5キロの鉄製ハンマーを使っていたが、今日は「掛け矢」を買ってみた(写真下/画面左が掛け矢)。
「掛け矢」という用語は初めて知ったが、要するにでっかい木槌であり、棒杭などを打ち込むときに使う道具だ。今日買った「掛け矢」は樹脂製のもので重さは1キロ。木製だと値段も高くなる。![新開 孝](sighn_ss.gif) | |