| | クヌギ朽ち木の切断作業 2007/10/13(その3) | | 今年の春、衰弱して立ち枯れ状態になっていたクヌギを切り倒した。
このクヌギを切り倒した理由は、それが倒れたときには、うちの屋根に激突する可能性が大であったからだ。つまり危険回避の必要もあったわけである。
さて、その切り倒したクヌギの幹は長さが4〜5メートルはあって、そのままでは移動もできない。それで少しずつ適当な長さに切断し、これを積んで昆虫誘致の場所にしようと前々から考えていた。しかし、この切断作業はけっこう時間と労力を要する。木の上部の枝と細い幹はある程度切断したのだが、ゴロンと横たわった太い幹はそのまま放置してあった。
このところようやく涼しくもなったし、今日は午前中ずっとデスクワークをしていたこともあって、外で体を動かしたかくなった。そこで久しぶりにチェンソーを持ち出し、クヌギ倒木の切断作業を1時間あまり行なってみた。
だがしかし、これはけっこうシンドイ。結局、4ブロックを切断したところでギブアップとなった。チェンソーの馬力のこともあるが、クヌギの枯れ木とはいえ、これは相当に固い。一箇所を切断するに20分程度は掛かる。チェンソーを支える腕力もけっこうなもので、20分間この腕力を維持するのもたいへん。しかも切りくずを吸い込むと呼吸も苦しい。 チェンソーを扱うには細心の注意もいる。それは草刈り機操作時以上の神経を使う。それも疲れる要因となる。
昆虫写真家がチェンソーを使う図もなんだか妙かもしれないが、野外スタジオの管理には必須の作業でもある。昆虫誘致のための努力は、できることは一応全て可能な限りやってみるというのが、私の方針である。
クヌギの切断面にはミヤマカミキリ幼虫の穿ったトンネルが現れた。こんなに固い木の髄をこうして喰い進む威力には、さすがに凄いと思う。 切断作業はあと5回は必要だ。
(写真/E-300 14-54ミリズーム)
 | |