| キボシアシナガバチの離散 2007/09/09(その2) | | 庭のケヤキに営巣していたキボシアシナガバチが、おそらく今朝になって離散していた。
昨日の夕方までは、新女王、オス蜂ともに多数が巣に群れていたのだが、今日の昼になって見てみれば、巣は空き家になっていた(写真上)。
このキボシアシナガバチの巣は、台風4号の風雨を凌ぎ、そして5号の強風では枝が折れるという災難に遭いながらも、かろうじて生き延びてきた。
まさに薄皮一枚で枝に宙ぶらりんの格好になりながらも、子育ては着々と進んでいた。風が吹けばクルクル巣は回転し、幼虫も成虫もよくもまあ、目を回さないで済むものだと心配したくなるほどに、不安定な巣であった。
空っぽになった巣をいじっていると、一旦は離散した新女王が戻ってきた。しかし、巣に近づきながらも一度も着地することはなく、やがて去っていった。
しばらくして近くの植え込みの梢で身を潜めていた新女王の一匹を見つけた(写真中)。 その梢の上の方では、セグロアシナガバチたちが数匹群れていた(写真下)。セグロアシナガバチの方は、巣をスズメバチに襲われて逃げてきたようだ。
(写真/E-500 14-54ミリズーム/35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
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