| ウスイロコノマチョウとクロコノマチョウ 2007/09/06(その1) | | 午前6時過ぎ。居間からクヌギを双眼鏡で覗いてみれば、クロコノマとウスイロコノマ(写真上)が来ていた。彼らは樹液を吸いに来たのだ。
両者はでっかいジャノメチョウのなかまで、地味な姿ながら何故かしら気を惹かれる。それはこうして早朝のわずかな時間帯に出現したり、あるいは曇った日の薄暗い場所で出会ったりと、遭遇する頻度が少ないせいもあるだろう。
今朝も朝陽の日射しがクヌギに当たり始めた途端、クロコノマもウスイロコノマもパッタリと姿を消してしまった。
さて、ウスイロコノマチョウは奄美諸島以南では定着しているが、それよりか北の地方では、台風で運ばれたりした個体が、先々の環境下で一時的に発生したものということだ。
今朝のウスイロコノマも、もしかしたら7月の台風で宮崎に流れてきた母蝶の子孫なのかもしれない。
クロコノマとウスイロコノマの両者に焦点を合わせるためには、背景の明るさを犠牲にせざるを得なかった。背景を綺麗に描写しようとすると、どちらかがピンボケになってしまう。
(E-330 50-200ミリズーム FL-50ストロボ使用)
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