| 縁側に設置してあった竹筒にバラハキリバチが営巣していた。 営巣中はまったく気付かず残念なことをした。
中を割り開いてみると、7個の育房巣が詰まっていた(写真上:7/3撮影)。
育房巣の葉っぱを取り外してみると、すべてから硬い繭が出て来た。しかし、7個のうち6個は病菌に侵されて死んでおり、蛹が出てきたのは竹口に一番近い育房巣のみだった(写真中:7/3撮影)。つまり親バチが最後に産み落とした子供ということになる。
そのわずかに一匹だけ生存した蛹が本日、羽化した(写真下)。
(写真上、中/EOS-5D シグマ50ミリマクロ、EF65ミリマクロ)
じつは縁側にいくつか置いた他の竹筒にはハチがまったくやって来ない。何か条件が悪いのだろうかと不思議に思っていた。
庭の地面には刈り取ったササを積み上げてあるが、その中のほうの雨がかからない場所などで営巣している狩りバチを先日、観察している。営巣場所はあちこちに無数あるのだろうが、家の軒下はまさに高級マンションだと思える。思えるが、しかし、今回のバラハキリバチの病死を見ると、ハチたちが営巣場所として敬遠した理由はそのあたりなのだろうか。 | |