| 今日もアシナガバチの巣を追加すべく、近くの公園に出向いてみた。 アシナガバチの巣はとことん天敵に攻めまくられ、大きなコロニーにまで到達できる確率はきわめて低い。アシナガバチの巣を恐れる人は多いが、恐いほどに大きく発達した巣は、とてもレアであることを知って欲しい。
さて、三股町の上米公園とは、ほんの少しばかり照葉樹林を帯状に残して、それ以外は悲しくなるようなパターゴルフ場施設とサクラ公園にしてしまい、そこを取り巻くように植栽したところに遊歩道が設えてある。つまりはほとんどが人工的な植栽公園である。
それでも、と言っておこう。このような施設もギリギリ、何らかの自然を抱え込んでいる。考えようによっては、生き物達を観察する上で、都合が良い場合も多々あるのである。植栽管理の仕方なども微妙に関係してくるが、そこそこに管理されているおかげで、多様な生物世界が意図されないうちに維持されていたりする。
アラカシの樹液に、カナブンとオオゾウムシが来ていた(写真上/カナブン、写真中/オオゾウムシ)。
遊歩道を上り詰めると、霧島山が見えた(写真下)。梅雨に入ってから、久しぶりのことだ。昨日まで滞在していた、鈴木さん、仲瀬さんに、この光景を見て欲しかったものだ。
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