| うちの敷地内にあるコナラは3本ほどしかないが、樹液を期待して先日、下草刈りを行なった。ここ南九州ではクヌギは多いが、コナラはきわめて 少ない、と感じる。
そのときに、コウモリガの仕業と思われる繭蓋をいくつか確認できた。
それで、もっとも細い枝を割り開いてみると、中には坑道があってコウモリガと思われるでっかい幼虫が一匹入っていた。
うちのアカメガシワから出る樹液も、そのコウモリガ幼虫の仕業であるようだ。彼らは糞をする際、あらかじめ大きくえぐっておいた穴を、糸と木屑で固めた繭蓋で覆い隠す。糞をするときにはこの繭蓋をぶち抜いてから外界へ糞を放り出し、そのとき出来たほころびはすぐにでも修繕するのではないか、と想像する。
そしていよいよ羽化に際しては、蛹自ら体を捻って動き、この繭蓋から体半身を外に乗り出してから羽化するのであろう。
コウモリガは、まだまだわからないことだらけの興味深い虫である。
(EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)
今日も、鈴木、仲瀬さんコンビと午後からは一緒に動いたが、スコールのような雨が昼過ぎころから続いた。 しかし、その割にはいろいろと面白い虫に出会え、話題が尽きなかった一日だった。
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