| トノサマバッタの羽化 2007/05/31(その2) | | 昨日は室内のセットでトノサマバッタの羽化を撮影したが、今日は野外で撮影できた。
これまで羽化直後の新鮮なトノサマバッタ成虫を毎日のように見て来たので、これはチャンスがあるに違いないと思っていたが、ようやくその撮影ができた。残念ながら午後から雲が多くなり、日射しがあったりなかったり、と撮影条件は悪かったが、それも野外だからこそであろう。
昆虫の変態を撮影するとき、変態そのものの変化をきちんとわかり易く表現するには、室内撮影のほうがライティングも画面の背景も整理されて明解となるので、仕事上ではよく使う。 突発的な天候の変化や強風で、撮影そのものが中断する危険性も高いから、時間のかかる変態シーンは、手堅く室内のセット撮影にしたいのである。 ただやはり、室内撮影では撮影アングルに変化をつけることができない、という制約が大きいのが欠点となる。
もっとも、野外で変態シーンを観察するにせよ、最初の出だしから撮影できることなど、ほとんど宝くじに当たる確率に等しい。
(写真上/E-330 8ミリ魚眼) (写真中、下/E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン) | |