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ミカドアゲハの春型 2007/04/28(その2)
 午前中、庭のシロツメクサに、ミカドアゲハが飛来した。

 ミカドアゲハはこれまで、特に成虫はまともに撮影できたことがなく、宮崎ではきっと普通種としていくらでも見ることができるだろうと、期待していたチョウだ。
 よほどお腹をすかしていたのか、シロツメクサの花を次々と訪れ、私が接近しても驚くことなく、長い間吸蜜を続けてくれた。

(写真/E-300 50ー200ミリズーム)新開 孝

枝に化ける 2007/04/28(その1)
 うちの近所の畑に、クヌギの若木を植えている所が何カ所かある。
 そのうちのもっとも近い場所に行ってみた。
 
 クヌギの芽吹きはコナラよりずいぶん遅く、まだ葉も若い。ふと目線の高さで今朝もまた、サツマヒメカマキリ幼虫に出会った(写真上)。

 落ち着いている彼らは、前脚の鎌を揃えて伸ばしていることが多い。そしてそのポーズは、枝に化ける効果をより高めていると思われる。

 先日、庭の木で大きな枝を切った。その木は常緑樹だが種名がまだわからない。で、切り落とした枝を積み上げておいたら、今日はゴマフカミリがさっそく来ていた(写真下)。ゴマフカミキリは顔を伏せて、枝に抱きついたまま微動だにしない。これもまた、枝に化ける技なのだろう。

(写真/E-500  35ミリマクロ+1.4倍テレコン)新開 孝

セグロベニトゲアシガ 2007/04/27
 昨夜は夜中の2時半から起きて早朝5時半まで室内撮影を行っていた。少し眠いが今日の夜中も同じような撮影が控えている。
 撮影は直径1ミリほどの卵のふ化シーンのビデオ撮りだから、外の道路を2トン車トラックが走ったりすると、画面がブレてしまう。幸いにも撮影は夜中だったので順調にいったが、ビデオ撮影の超接写はたいへん苦労させられる。

 さて、庭木の間を歩いていたら、セグロベニトゲアシガを見つけた。1週間ほど前にも同じような場所で見ているから、どこか近くで発生したのだろう。

 調べてみると、このセグロベニトゲアシガの幼虫は、ワタアブラムシやタケノアブラムシを食べて育つ肉食であるようだ。蝶のゴイシシジミを思い浮かべるが、果たしてこのセグロベニトゲアシガの成虫は、何を餌にしているのだろうか?

 (E-500  35ミリマクロ+1.4倍テレコン)新開 孝

トビズムカデとナフタリン作戦とは 2007/04/26(その2)
 クヌギの立ち枯れ木をやっとのことで切り倒し、疲れて居間の畳の上に寝転がっていた。

 外の縁側の庇にかけてやった巣箱では、スズメが営巣中である。出入りするスズメ夫婦の様子から、すでに抱卵しているのかなあ、と巣箱をぼんやり眺めていた。

 すると巣箱の表面をでっかいムカデが歩いているではないか。トビズムカデで、この間から我が家に侵入して騒ぎになっているやつだ。
 
 「ムカデが巣箱の上を歩いているよ!」と、
 台所で昼食の用意をしていた嫁さんに声を掛けたら、
 「エエーっ!こんな昼間でも動き回るの!?夜行性と言ってたじゃん」

 「あれ、おいおい巣の中に入っていくぞ!スズメに喰われたりして」

 と、見ているうちに巣箱のなかに一旦侵入したムカデは、次の瞬間慌てて外に出て来た。すると続いて中からスズメが顔を出した。

  「おおっ!!スズメさん、ムカデをどうするかな!」と実況中継していると、
   
 スズメはちょっと怒ったふうに、くちばしでムカデをはじいて地面に叩き落としたのであった。

  「あはは、ムカデは撃退されたよ!!」

 しかし、ムカデは我が家に侵入する場所を探していたわけで、ちょっとスズメのお宿に寄り道したということだ。そして、このような現状をここで書いていれば、知り合いも友達も、誰もうちに遊びに来てくれなくなるかもしれない。

 で、今日のこの「ある記」の原稿を居間で正座して打っていると、なにやら黒い影が視界の隅にちらりと動いたことに気付いた。
 うん!?さすがに私もびっくり!トビズムカデが電話台の下から這い出て私のすぐ側を歩いているのだった。
 すぐさま大きなピンセットと消毒用エタノール入りの瓶を取ってきて、ムカデには申し訳ないが、アルコール漬けにしたのである(写真)。

 ムカデにとって、日中の野外はかなりの暑さであるが、我が家のなかは昼間でもひんやりしている。それはまるで洞穴か、林の暗がりなどと、何ら変わらぬ環境とムカデには映るのだろう。
 しかし、家人がトビズムカデにいずれ咬まれることは疑いない。私も咬まれたくはない。そこで、数日前からムカデ侵入防御の策として、窓枠などにナフタリン粉を撒いたり、ケースに入れて置いてみたりしている。サッシと壁のあいだの隙間などは、見つけしだいシリコン材の充填をしている。

 ナフタリンをムカデが嫌って、侵入防御に効果あったというのは、先日来てくれた電気工事の職人さんから聞いた話だった。しかし、隙間というもの、その全てをガードするのは不可能に近いかもしれない。

 しかも、この対策を講じてから思わぬ弊害も生じた。
最初の二晩、下の子供が夜中から激しく咳き込み始め、朝には気分が悪くなり、二日間学校を休んだのであった。喉からゼイゼイという苦しそうな呼吸音も聞こえる。
 休んだ日はいずれも午後からは元気になったが、発熱がなかったり、どうも風邪にしては変だと、思っていたが、これはもしかしたらナフタリンによる、一種の中毒ではないか?ということが疑われたのである。下の子は食べ物アレルギーもいくつかあり、体質的にも感受性が高いのかもしれない。
 現在、家族四人は同じ寝室で寝ているが、ここは夜中はドアを閉め切っているから、家のなかではもっともナフタリンの匂いがこもってしまう。

 そこで一昨日と昨夜は、居間に移って寝てみた。ここにはナフタリンは置いていないからだったが、やはり子供の咳き込みや喉のゼイゼイいう症状もみられなかった。子供の体調不良がナフタリンと因果関係があるのかどうかは、詳しく調べたわけではないが、どうも疑わしいのである。

(写真/E-330  8ミリ魚眼)
 

 新開 孝

クヌギの切り倒し作業 2007/04/26(その1)
 三股町のうちの敷地には前から書いているように、クヌギ林がある。
林といってもクヌギの数はせいぜい10数本だろうか。正確な数をまだ把握できていないのは、ササ(メダケ)が林全体にびっしりとはびこっているからである。クヌギに混じって、他にはアカメガシワが多く、コナラ、センダンなどが見える。

 林は敷地の南側の斜面にあり、その斜面最上段あたりに並ぶ5、6本のクヌギが居間の窓からよく見える。で、そのうちの一本が完全に立ち枯れており、ずっと気になっていた。もしもこの枯れクヌギが倒れたら、居間の屋根を直撃する可能性もあるからだ。

 そこで、今朝はこのクヌギを切り倒す作業をしてみた(写真上、中)。幸いにもクヌギは地面に対して斜めに伸びており、伸びたその方向へ倒れるように切り口をつければ、家側に倒れる心配はない。
 とはいっても慣れないチェンソーを使うことと、木を切り倒す作業は初めての経験なので、慎重にならざるを得ない。
 すでに前の住人が切り倒したクヌギの切り株がすぐ横にある。その切り口はかなり高い位置にあって、斜面下側でははしごを使わないと作業ができなかったと思われる。木の根元あたりで地面がさらにえぐれているからだ。
 チェンソーを使う場合、自分の目線よりか上を切断することは、制動が効きにくい上に作業しづらく、たいへん危険である。だから、前もって、切断箇所は低い位置にしようと考えていたのだが、いざ作業に入ってみれば、高い位置にチェンソーをあてがって作業が進んでしまった。

 斜面上側ではほぼ自分の胸の高さだが、斜面下側のときには顔のあたりの高さになっていた。これではたいへんやりづらい。木が倒れるまでに何度も休憩を入れないといけないほど、たいへんな作業となったのは言うまでもない。
ようやくクヌギが倒れたころには汗だく、ヘトヘトになり、首筋から肩、腕にかけてが鉛のように感じられた。
 
 疲れきった体を引きずるようにして居間に戻り、窓から林を眺めて驚いた。
私が今日切ったクヌギの切り株と、以前に切られていた切り株とが、見事に同じ高さになって綺麗に並んでいるのである(写真下/手前が私の切った切り株)。
 
「これって、まさにアンカーリングじゃない!」
(ちょうど昨夜のNHKためしてガッテン!で放送されていたが、、、、。)

 ここ一ヶ月ほど、毎日のようにクヌギの切り株を眺めていて、こんな高さで切断するのはたいへんだよ、とか思いつつも、写真に撮ったりしていると、その切り株の高さというものが、脳内部に当然のこととして、しっかりとインプットされていたようだ。

 振り返ってみれば、切段箇所が高すぎたことに気付いた時点で、再度、低い場所へ変更すれば良かったとも思う。しかし、せっかくここまで進めたからと、しゃにむに作業を続行したのもいけなかった。

(E-300  14-54ミリズーム)
 

 新開 孝

朝のナナホシテントウ 2007/04/25
 午前7時ころ、畦道は昨日の雨滴で覆われていて、気温もまだ低い。
 ノビルの花穂ではヤマトシジミがまだ動けないでいる(写真上)。
 スイバの花穂でもジョウカイボンがしがみついたままで、多くの昆虫はまだ活動を開始していない時刻だ。

 ところがカラスノエンドウを見れば、そこではナナホシテントウがアブラムシをもりもり食べていた(写真中、下)。しかもその数はかなり多い。さすがに食べ方は遅いが、どの個体もアブラムシを抱えている。

 ナナホシテントウは真夏の暑さには弱くて、夏場はススキの根元などに潜り込んで夏眠に入るが、一方では寒さに強く、冬でも幼虫が見られる。これは地面の暖かさをうまく利用していることもあるだろうが、今朝の様子を見ていると、やはり寒さに強い昆虫なのだなあ、と感じる。

(E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン)新開 孝

ムカデもいれば、オオゲジもいる 2007/04/24(その2)
 我が家には、先日から立て続けに大きなムカデが侵入して、ちょっと騒ぎになった。東京の東村山のアパートに住んでいた頃にも、嫁さんがムカデに太ももを噛まれたりした経験もあるから、それほど仰天することもないが、嫁さんはやはり一番、騒いでいた。

 そして本日は、廊下の壁でオオゲジが静かに休んでいた(写真上)。こいつは無害だからね、という解説を私がいくらしても、それは説得力がない。たしかに恐ろしげではあろうが、整然と並んだ脚は美しくも感じられる(写真下)。

 (写真/E-330 魚眼8ミリ )新開 孝

ニホンホホビロコメツキモドキ 2007/04/24(その1)
 長い上にけったいな名前の虫。たしかに名前通りにけったいな姿をしている。

 今日は雨で、おまけに室内撮影の準備に追われていたから、本種の写真は昨日撮影したもの。

 昨日は少しづつ時間を割いて、庭のツツジの花にやってくる昆虫を撮影してみたが、そのツツジの花で、初めてニホンホホビロコメツキモドキを見つけた(写真上、中)。頭でっかちで、お尻の方がすぼまった体型。しかも前脚の先端、ふ節は大きい。「おお!メスではないか!」

 そして、「ホホビロ」と呼ばれる理由は、顔を正面から見れば納得できる。しかも、単に頬が広いというだけでなく、顔面左側がアンバランスに広がっているのである(写真下)。この非対称の顔立ちは、メスに限ってのことであり、オスは左右対称であるから、さらに驚くではないか。

 ニホンホホビロコメツキモドキの幼虫は枯れたメダケの茎内で育ち、そのまま蛹となって羽化する。つまり2月ころ、枯れた細い竹材を割ってみると、本種の新成虫がかぐや姫のごとく見つかるというわけである。
 メダケならうちの林には、山ほど生えている。早く駆逐してしまいたいとは思っているが、意外な出会いがあってみれば、少しは残しておこうかなどとも考えてしまう。

 (写真上/EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)
 (写真中、下/E-500  35ミリマクロ+1.4倍テレコン)


 新開 孝

サツマヒメカマキリ、ふたたび 2007/04/23(その2)
 昨日、近くにある「稲荷神社」の境内でサツマヒメカマキリらしきカマキリの幼虫を見つけたことを書いた。
 今日は庭のツツジの花上でも、同種の幼虫を見つけた(写真上)。どうやら花に来る虫を獲物としてねらっているようだ。実際の狩りの様子を観察してみようとしたが、それは叶わなかった。

 また、昨日はここ宮崎でもまだオオカマキリはふ化していないと書いたが、今日、オオカマキリのふ化幼虫を見つけた(写真中)。

 ツツジの花には今日もモンキアゲハの大きなメスがやって来た(写真下)。超広角のレンズを付けておらず、絵柄としては物足りないものとなってしまった。

(写真上/EOSキッスデジタルN マクロ100ミリマクロ)
(写真中、下/EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)
新開 孝

マツバウンランにやって来た虫 2007/04/23(その1)
 マツバウンランは北米原産の帰化植物で、うちのすぐ下の畦に群落がある。
この花は、これまで関東の武蔵野のフィールドでは一度も見かけたことがなく、ここ宮崎の三股町で初めて見たから、少し気に掛かっていた。

 例えば花は小さいがどんな虫が来るだろうか、と思っていたが、今日はモンシロチョウ(写真上)をはじめ、モンキチョウ、コアオハナムグリ(写真中)、マドガ(写真下)などの姿が見つかった。


(写真上/E-330 8ミリ魚眼+サンパックB3000S)
(写真中、下/EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)新開 孝

タテハモドキ、吸蜜にくる 2007/04/22(その2)
 宮崎県、三股町にある我が家の敷地内には、タテハモドキが棲みついていることは、以前から書いている。
 しかし、その個体数は今のところごくわずかと思われ、いつも見かけるのは1匹のみである。

 これまでは、まだ気温も低いこともあって、タテハモドキが姿を現しても、せいぜい日光浴をする程度のことで、花を訪れることはなかった。

 ところが今日は、庭のシロツメクサの花で、さかんに吸蜜をするのであった。どうやら、タテハモドキも本格的に活動を開始したのではないだろうか。

 宅配便の営業所へ出掛ける寸前、その姿を見て、慌ててカメラを取りに走ったのであった。昨日は庭のツツジの花にモンキアゲハが来ていて駆けつけたが、間に合わなかったという苦い経験をしたばかりである。

(写真/E-300  50ー200ミリズーム)


 ようやくにして一昨日、倉庫の設置が済んだ。倉庫は発注してからすでに2週間以上経つ。これまでスタジオにころがっていた草刈り機とチェンソーや、他の工作材料などを倉庫へ片付けることができたわけで、ずいぶんと室内の整理が進んだ。

 明日は都城市の保健所に、うちの井戸水の水質検査の依頼をしたり、他にも細々としたことで、引っ越しに伴う整理や手続きは、まだ完了できていない。

 前にも書いたが、買い物のほとんどは三股町のお隣、都城市に出掛ける。この広大な盆地では、東京ではあまり経験しなかった、五叉路、三叉路がたいへん多いことに気付いた。少し新しいルートを開拓してみようと、変則的な道に入ってしまうと、えらくとんでもない方角へと走ってしまうのである。


新開 孝

サツマヒメカマキリ(?) 2007/04/22(その1)
 写真データを出版社に送るために、宅配便の営業所へ出掛けた。近所にはほとんど店舗もなく、三股町役場のある町の中心街まで出ないと集配所はない。車で7分ていどだろうか。

 帰り道はこれまで通ったことのなかったルートを走ってみると、眺めのいい橋に出た。写真に写っている川は「沖水川」といって、うちの近くを流れている。撮影しているとカワセミの鳴き声が遠くから聞こえてきた。写真の方角はほぼ日南市方面となるのだろう。
 先月まで住んでいた東京の清瀬市でも、マンション側の川で毎日のようにカワセミを見ることができたが、今日のような広大な風景のなかでは、まったく印象が違ってくる。いかにものどかである。

 さて、さらに寄り道をして、前々から気にかかっていた神社「稲荷神社」に入ってみた。社は小さいけれど、境内はとても広く公園や散歩道、立派な公衆トイレまであって、綺麗に整備されていた。弁当持参でくつろげるようなゆったりした場所であることもわかった。

 帰り際に植え込みのツツジを眺めていると、私を見上げるサツマヒメカマキリの幼虫と目が合った(写真中)。
 腹部を立てているところなどはハラビロカマキリによく似ているが、南国宮崎でもまだハラビロカマキリはふ化していない(オオカマキリも)。
 サツマヒメカマキリは幼虫越冬で、今日出会った幼虫はすでに終令である。
ただし、ヒメカマキリとサツマヒメカマキリの幼虫の区別がよくわからないので、今日の写真について、サツマヒメカマキリという確証はない。とりあえずは、この幼虫を飼育して、成虫になったときには正確な同定ができるだろう。
 いづれにせよ、ヒメカマキリ類は南方系のカマキリである。

 本種の姿は枯れ葉に擬態しているが、危険を察すると、体を伏せるようにしてさらに体を目立たないようにする行動をとる(写真下)。それでも執拗に迫ると、ついには脚を体に密着させて、死にまねをするのである。

(写真上、中/E-300  14ー54ミリズーム)
(写真下/EOS-5D  65ミリマクロ)

新開 孝

キボシルリハムシ 2007/04/20
 ここ三股町ではキボシルリハムシが多いことを前にも書いた。
今朝も子供たちを送り出してからの帰り道、畦に並ぶスイバの花穂には、多数のキボシルリハムシたちが、朝を迎えている姿があった(写真上、中)。

 しかし、キボシルリハムシの密度の高さには驚くものがある。その理由のひとつとして考えられることとしては、彼らが多食性であることだろうか。スイバをはじめとするいろいろな草本植物や、あとはコナラなどの樹木なども彼らの餌となっている。

 うちに戻って庭を歩いていると、ツツジの葉裏にぶら下がった格好のヒメクロオトシブミがいた(写真下)。彼らの寝姿とはこういう姿勢なのだろうか。オトシブミ類は、葉上で脚を伸ばし、体を上方へと立ち上げるような姿勢をとることがしばしば観察されるが、あれは休息の状態を示しているのだろうか?

 (写真上、中、下/E-300  50ミリマクロ+1.4倍テレコン)

 『三股町の我が家とは、、、、』

 一昨日、ケーブルTVのインターネットに乗り換えるということを書いたが、すでに契約を済ませ、工事の日取りまで決まっていた。
 ところが今朝になって営業マンがやって来て、うちにケーブルを引くことは、物理的にできない、と平身低頭で説明するのであった。
 うちに一番近いタップの場所からでも300メートル以上離れており、とても通信できる距離ではないということだ。契約を担当した営業マンが未熟で、現場確認をしっかりできなかった、ということらしい。
 タップ設置を新たにするにしても、うちに隣接する家は一件もないので、それも無理だという。

 結局、もとのNTTフレッツADSLに落ち着くことになった。これ以外に、手段はないと諦めるしかないのだ。もちろん、すでに重い写真データの送信もできているし、回線が少し遅いことを我慢すればいいのである。ただし、マックのパソコンがウインドウズ用無線LANを受け取れず、これがネックとなっている。
 AirMacを探してみたら、すでに世代は違い、うちのOS環境ではどうにもならない。AirMacの中古でも探すという手もあるのだろうが、はたしてウインドウズ仕様の無線LANをAirMacカードで受信できないものだろうか?
 
 そういう少し厄介な問題を考えながら、外の林を眺めていると、まあ、そんなことよりか、あの立ち枯れのでっかいクヌギをいつ切り倒そうかいなあと思案し始めるのであった。 


 新開 孝

霧島山 2007/04/19
 昨日はかなり寒い一日で、阿蘇山の方では積雪というニュースを聞いていた。
今朝は霧が濃くて視界は2、30メートルだったが、午前8時近くには晴れ間が出てきて、すっきりと快晴になった。
 すると山頂部に雪を頂いた霧島山の姿が現れた(写真上/中)。たしかに昨日の冷え込み方は尋常ではなかった。

 霧島山には冬には雪が積もる、と先日聞いたばかりであったが、4月に入ってから見るとは思わなかったので驚いた。
 ほんとうにここが、南九州の地だろうか?と、妙な感じがするが、今日、電気工事に来てくれた職人さんの話では、5月以降はとても暑いということだ。
 職人さんは福岡出身で、こちら都城市に移転したときは、あまりの暑さにびっくりして、すぐさまエアコンを付けたそうだ。「半端じゃ、ありませんよ、ここらの暑さは。」そう聞いて、増築した仕事部屋は屋根が低いことが心配になる。まあ、だから私の仕事部屋だけには、エアコンを取り付けたのだ。虫を飼育するし、、、。

 もっともうちの屋敷は風の通りが良くて、ほとんどエアコン無しでも夏を過ごせるとは、聞いているのだが。

 午前中と正午過ぎに、下のクリ林で撮影したあとは、庭の大きな木(樹種がまだ判明せず)の横枝を切ってみた。どうしても花壇に影を落とすので、邪魔な枝を落とす必要があったのだが、足場の悪い枝又まで登らねばならず、ここでチェンソーを使うのは極めて危ない。そこで、のこぎりを使って、太い枝2本を切ったのであるが、これがかなり重労働であった。
 少しここ10日間ほどの慣れない作業続きで、疲れを感じてきた。無理をせず、今日は早目に作業を終え、室内へ戻ると、懐かしい編集者の方からほんとうに久しぶりに電話をいただいた。
 
(写真上/E-300 50ー200ミリズーム)
(写真下/E-300 14ー54ミリズーム)
新開 孝
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