| 厚い雲がどんよりと空を覆った、暗い一日だったが、少しだけ中里の雑木林を歩いてみた。
遊歩道のロープ柵の杭に止まっていたのは、ウスミドリナミシャク(写真上)で、とても新鮮な個体。 前脚をL字型に構えているところがなんとも奇妙に思える。本種の幼虫はイヌマキにつき、年に6回程度発生するらしい。図鑑によれば蛹越冬、とあるので、今頃の成虫はこれから産卵するのだろうか?
暗い林内をクロスジフユエダシャクの雄(写真中)が低く舞っていた。とうとう冬尺蛾の登場する季節になった。今日見た雄は2匹。
カラスウリの葉うらでは、まだトホシテントウの幼虫が葉っぱをかじっている(写真下)。画面右の幼虫は、あらかじめ描いたミシン線の円周内を食べているところ。画面左の幼虫は脱皮を終えて休んでいる。
(EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)![新開 孝](sighn_ss.gif) | |