| 葉っぱを食べるヤマアラシとは? 2006/10/27(その1) | | カラスウリの葉っぱをひっくり返すと、丸い網目状の食べ痕がたくさん見つかる。その食べ痕をいくつもめくっているうちに、トホシテントウの幼虫も見つかるはずだ(写真上)。
幼虫は葉うらに貼付いて、葉の表面を舐めとるように摂食するも、けっして葉を貫通するまで食べ進むことはない。器用と言えば、器用だし、そしてそのこだわりとは、一体何であろうか?と首をかしげたくなる。
さて、今日はいろいろなステージの幼虫を見ながら、脱皮直後の個体に行き当たった(写真中)。なるほど、あの痛そうなトゲトゲも、脱皮時にはいかにも柔らかなゼリー質と化し、それが時間経つうちに黒く色付き、また固くなっていくのだろう。写真下は、脱皮殻。
ところで、トホシテントウは幼虫越冬。しかしながらこれまで、越冬中の幼虫を見つけたことがない。この冬は、なんとかその越冬幼虫を見つけてみたいと思う。幼虫は来年の5月ころに蛹となるようだ。
(写真上/EOSキッスデジタルN マクロEF100ミリ) (写真中、下/EOS-5D マクロ65ミリ サンパック改造ストロボ、ハクバデジタルスレーブストロボ使用)
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