| 最初はススキの葉で見つけたのだが、本種は翅を左右に一文字状に拡げ、ペタリと葉っぱに貼付いたように静止していた。しかし、一旦警戒心を与えたためか、その最初のポーズは2度と見せてくれなかった。
ハネナガウンカの仲間は国内に何種類かいるようだが、種類によっては菌類から汁を吸って成長するものもいたりして、その形態のみならず生態についてもたいへん興味深い。
当『昆虫写真工房』のギャラリーに「アヤヘリハネナガウンカ」の写真を載せてあるが、本種はハネナガウンカ科のなかでも最大級の大きさがあって、野外でばったり出会ったときなどは驚かされる。しかも大きな翅はシャボン玉のような光沢があってたいへん美しい。
(写真上/E-3 シグマ105ミリマクロ) (写真下/E-520 35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
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