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 | ナツアカネは、アキアカネよりか少し小柄のようだ。 
 いわゆる赤とんぼの仲間だが、アカネ類の見分け方は簡単なようで、実際には実地で経験しないとすぐには身につかない。識別を覚えるには、やはりトンボを捕まえてじっくりと体の仔細を観察することを繰り返すのが早道である。
 
 そのためには捕虫網を携えてフィールドを歩く必要があるが、場所によっては捕虫網を持っているだけでも注意を受けてしまう。まるで極悪人扱いされることもあり、たいていは採集が目的ではないと説明しても受け入れてはくれない。捕虫網=昆虫採集という図式は、思慮があまりにも足りないとしか言いようがない。
 こうした偏屈な自然保護思想はなんとかしてもらいたい、と思う。
 
 (EOSキッスデジタルN  シグマ50ミリマクロ)
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