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夜間撮影時の補助ライト 2006/09/06
 よほど強力絶大な光源でもない限り、夜間撮影時の補助ライトは、被写体に光軸をきっちり合わせる必要がある。

 で、そのための工夫を今日も紹介してみたい。前回にも書いたように、だからと言って、そうたいそうな工作でもなく、あり合わせの市販品を組み合わせただけのもの。

 肝心なポイントとは、しっかりライトを固定できることと、迅速に片手でもって光軸を可動できるかどうか、という点である。

 写真上はカメラへの固定用L型アームと改造ライトの2種類。ライトはいずれもストロボ用のアクセサリーシューにワンタッチで装着できる。

 写真中は、もともとボールヘッドで自在に光軸が動かせるタイプのライトを、ストロボの足に付け替えただけ。このライトは光量が今ひとつだが、軽いのが取り得。ただしボールヘッドは簡単に可動できる反面、歩いているうちにライトの向きが勝手に動いてしまう、という短所もある。

 写真下は、光量は強力だが少し重たい。このライトをガッチリ固定するには
、しっかりした自在アングルが必要。ライトを固定する部品は他にもいろいろ工夫できるだろう。ガッチリ固定は出来るが、ライトの向きを変えるときは両手が必要なときもあり。

 じつは小型のボールヘッドの自由雲台で、操作性が非常に良いものが手元にある。それはガッチリ、しかし可動時は片手でスムーズにできる、という優れもの。ただしこれは、操作ダイヤルの大きさの問題もあって、L型金具に取り付ける場合には不具合が生じる。それについてはまた明日、アップしたいと思う。

(EOSキッスデジタルN  シグマ50ミリマクロ)

『MacBookProとは、なんぞや!?』

 私は現在、ウィンドウズとMacの両方を使っているが、もはやMacのOS環境を今のOSX10.3.9からバージョンアップする気は当分ない。

 ところで今年から大学生となった甥が、学校の授業でMacを使う必要があり、ついにMacBookProを購入した。ところが甥のところの兄弟はウィンドウズを使っており、まったく初めて触るMacにはなかなか馴染めない様子。

 そこでMacを使っている叔父の私のもとへ、MacBookProを携えてやってきた。すでにユーザーアカウント登録まで済ませ、通常には使用できるまでの設定は終えている。ただしパスワードが今一、記憶違いなのかうまく入力できない。
 で、とにかくまずはメモリーの増設(2G)をしてみることにした。これは無事終了。しかし、ここでパソコンを起動しても何故かしばらくするとダウンしてしまう。電源を数秒間押して再起動せよとの暗〜いダイアログが出てしまう。

 メモリー増設に問題ありかと疑い、一旦メモリーを512MBに戻してみると起動できたが、さらにOSXの再インストールを試みるも、最後の再起動時で落ちてしまう。これを3回繰り返して、ついに諦めることに。

 私はMacのモニター上で初めて見る警告ダイアログに驚くばかり。インストール作業の完了後に、なぜに落ちてしまうのか!?

 インテルMacと縁は無いと思っていたが、いきなりの初対面で面喰らってしまった。「こりゃあ、パソコン本体の取り替えだねえ」と甥に差し戻すしか、他に策は無いのであった。

 

新開 孝

キタテハの夏型 2006/09/05(その5)
 先日、空堀川の遊歩道で見つけたキタテハの蛹が今朝、羽化した。

 朝日を浴びて広げた翅は、あきらかに夏型である。しかも黒色紋が広い。
このところ、ずいぶんと秋の風情を感じるようにはなってきたが、まだまだ夏とも言える。

(EOSキッスデジタルN シグマ50ミリマクロ)新開 孝

センニチコウとツマグロヒョウモンのメス 2006/09/05(その4)
 すっかり関東に定着したツマグロヒョウモンは、もういつなんどきその姿を見ても、それほど不自然には感じなくなった。
 
 本来、南方系のチョウであったツマグロヒョウモンが、ここ関東圏でも越冬して通年、発生するようになったことは、やはりどこかおかしい。

 写真のツマグロヒョウモン、メスはセンニチコウの狭い花畑でずいぶんと長い時間、ずっと吸蜜を繰り返していた。

(EOSキッスデジタルN   シグマ50ミリマクロ)新開 孝

夜間撮影用のライトについて 2006/09/05(その3)
 夜間撮影では、フォーカス合せ用の光源が必要だが、そのライトを片手に携えて、というわけにはいかない。そこで昨日はL型アームとLEDライトの固定方法を紹介してみた。

 今日はその別アングルの写真だが、ライトの固定方法はもっといろいろと工夫できるはずだ。
 理想的には、ストロボの発光部にモデリングランプが組み込まれているものが使い易い。なんといってもストロボの光源面は常に被写体に向いているからだ。

 夜間撮影用の補助ライトの工夫は、レンズの種類や光源のタイプによって、いろいろと臨機応変に組み直す必要がある。だからLEDライトも広域照射のできるものや、スポット光の強力なものなど、撮影の画角によっては使い分ける必要もある。

 私の使っている補助ライトは、市販のストロボ自在アングルをそのまま流用しただけの簡単なものだが、レンズの繰り出し量によっては、ライトの照射角度をいちいち微調整しなければならない。新開 孝

トビイロスズメの卵がふ化しない理由とは 2006/09/05(その1)
 クズの葉にはでっかいトビイロスズメ幼虫が見つかる(写真上/昨日)。

 ちょうど近所にはこの幼虫が数多く見つかる場所があり、まだ卵やふ化幼虫もいる。
 トビイロスズメの卵は大きくて、直径約2ミリはあるのでふ化の撮影も楽だと思っていた。そこで卵2つを持ち帰ってみたのだが、実体顕微鏡で拡大して
見てみるとなにやら様子が変であった。
 
 半透明の卵殻を通してウジ虫がいくつも見える(写真下)。
 これではいくら待ってもトビイロスズメの幼虫はふ化しない。トビイロスズメの卵はすでに寄生されていたのである。

(写真上/EOSキッスデジタルN  シグマ50ミリマクロ)
(写真下/EOS-5D  マクロ65ミリ)新開 孝

変わり果てた、ムモンオオハナノミ 2006/09/05(その2)
 先日(8/31)アップしたムモンオオハナノミは、オオフタオビドロバチの巣内に寄生して羽化したものだった。

 それが昨日には、あの大きかった腹部が写真のごとく萎縮していた(写真上)。

 ケース内には白い排泄物があって、これを排泄することで腹部は小さくなったようだ。前回、肥大した腹部から、この個体がメスであろう、とした推測は間違っていたのかもしれない。

(E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)
 新開 孝

スジグロシロチョウの蛹 2006/09/04(その1)
 昨日は空堀川、遊歩道沿いのササでゴイシシジミの蛹を見つけたが、今日は同じ様な場所で、スジグロシロチョウの蛹を見つけた。

 ゴイシシジミ蛹がどうなったか様子を見にいってみると、2つあったうちの1個は消失していた。葉っぱごと無くなったのか、蛹だけが持ち去られたのか、判然としない。なんとも不思議なことだ。

 それで少し場所を移してササの葉をめくっていると、写真のスジグロシロチョウの蛹が見つかった。
 蛹の体色は回りの環境の様子を取り込むかのように、複雑な色模様となっている。

(EOSキッスデジタルN  シグマ50ミリマクロレンズ)新開 孝

夜間撮影の補助光 2006/09/04(その2)
 夜の昆虫観察は面白い。

 夜にならないと姿を現さない虫も多いし、昼間に見かける虫でも夜になるとまったく違った行動を見せてくれる種類もいるからである。
 以前、鳴く虫の観察会の講師をしたことがあるが、鳴く虫にこだわらずとも、夜の昆虫巡りはじゅうぶん楽しめるということを、参加者の方々には体験していただけたと思う。

 ところで夜間に昆虫撮影をする場合、どうしても撮影用の明かりが必要となる。
そのやり方はいろいろ工夫できて、一眼レフカメラではレンズワークによって使い分けている。
 本日の写真はもっとも使用頻度の高いマクロレンズの組み合わせで使っている補助光の一例。
 EOSキッスデジタルNとシグマのマクロ50ミリレンズの組み合わせで、懐中電灯はLED電灯の強力な明るさのもの。電灯は自在アングルで投射角度を微調整できる。
 ここでポイントのいくつかを挙げると、

 その1)LED懐中電灯のスイッチはプッシュ式であること。回転式は両手が必要になり操作が厄介。
 その2)内蔵ストロボを使用する際には、その拡散版の面積はできるだけ小さくすること。
 その3)電源は充電式の単四あたりがいい。リチュウム電池とか水銀電池を使用するものは避けたい。

 以前、秋葉原の店先で山積みされていたLED懐中電灯が700円程度と安く、小型でしかも明るくてスイッチもプッシュ式なので買ってみたが、使っているうちにすぐに点灯しなくなった。どうやら粗悪品で回路の接触不良を起こしたものと思う。あんまり安いのは危険のようだ。
 かといって数千円以上もするものは、機能よりデザイン優先だったりするから、せいぜい2千円台くらいのもを選ぶと無難のようだ。

新開 孝

ゴイシシジミの蛹 2006/09/03(その1)
 空堀川の遊歩道で、「チョウおばさま」に今日もバッタリ出会った。

 「チョウおばさま」はコンパクトデジカメを片手にアケビコノハ幼虫を撮影したあと、私の姿に気付かれたようで、さっそく「何かいますか?」と私に声を掛けられた。

 私は探している虫がまだ見つからないので、応対する時間は惜しかったが、かと言って逃げ出すわけにもいかないので、とりあえず近くのクズにいたトビイロスズメのでっかい幼虫を教えてあげた。
 これにはさすがに「ひゃあ〜、これはダメ〜!!恐い〜」とか悲鳴をあげていた。少しばかり可愛そうになってサービス精神を発揮。
 なにか出るだろうとササの葉をめくってみると、いきなりゴイシシジミの蛹が見つかった。これには自分でもびっくりしたのだが、「チョウおばさま」はたいへん喜ばれて、さっそく蛹を撮影なさった。しかもすぐ横のササでもう一つ、蛹がみつかった。

 「チョウおばさま」から、いろいろ質問攻めにあったのだが、どうやら私はちょっとばかり虫好きのおっちゃん、とでも思われているようだ。
 この「チョウおばさま」から聞くともなく聞かされた話では、今年の6月ころからひょんなきっかけで急に蝶に興味を抱くようになったそうだ。
 それからというもの、散歩のときには必ずコンパクトデジカメを携え、チョウの撮影に嵌っているそうだ。

 今日たまたま出会ったのは3度目であるが、にしても女性で、おばさま世代になってから昆虫に興味を抱き始めるというのは、きわめて少数派ではないかと思うが、そう思うのは私だけのことで、案外、世の中には多くいらっしゃるのかもしれない。
 で、そういう方々が私の著書をどんどん買っていただければ、それはとても嬉しいはずなのだが、目の前の「チョウおばさま」は、私が昆虫写真家であることも知らず、どうやら私の著書も見たことがないのは確実のようである。

(E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)新開 孝

スズメガモドキとは!? 2006/09/03(その2)
 すぐ近所にクズの群落がある。ここへはもう2年以上も行ってないので、気になって今日は少しだけ立ち寄ってみた。

 草刈りのせいでクズの群落は半分ほどの面積となり、花房も数個を見つけることができただけであった。それでもいるだろうと思って探してみれば、ウラギンシジミ幼虫がすぐに見つかった(写真上)。

 ところがである!何か変なのである。

 そう、もうお気づきだろうが、よーく見れば、2本生えているはずのお尻の突起が、1本しかない!?

 しかもそれは、スズメガ類の幼虫の尾角と同じように先端がわずかにカーブしているのであった。
 体の後ろ側から見れば、右側の突起が何らかの異常をきたして生えていないことがわかる。そして、左側の突起のみが生えているのだ。

 ウラギンシジミ幼虫に生じたこの異常は、どういった原因なのかは全くわからないが、例えばゴマダラチョウ幼虫の頭の角が片方だけ生えていなかったりすることもよくある。

(E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)
新開 孝

ストロボ用小型三脚 2006/09/02
 午前中には必ず羽化すると思われたツマグロオオヨコバイが、午後2時を過ぎても羽化しない。

 これは明朝に持ち越しかと思い、今日は新宿に用があって出掛けた。
少し嫌な予感もしていたのだが、自分の写真も出品している『世界の自然観察BBS2コマ写真展』の会場に出向かなければならなかった。

 予感は的中して、夜10時過ぎに帰宅してみると、ツマグロオオヨコバイはすでに羽化していた。成虫の色つき具合から見て、どうやら夕刻頃に羽化したと思われる。多少とも覚悟していたが、今日こそはうまく撮影できると確信していたので少しばかり悔しい。

 『小さくて活躍するストロボとは』

 ハクバのデジタルスレーブストロボは手のひらに納まるほどの小型ストロボだが、昆虫撮影ではけっこう使える。
 ガイドナンバーは小さくても、接写では近距離から発光させるので光量としては足りており、なんといっても狭い場所でライティング位置を細かく調整できるので助かる。
 またCanonとOLYMPUS各メーカーの、オートストロボのプリ発光にも対応してスレーブ発光できるので、これも便利だ。例えばEOSキッスデジタルNの内蔵ストロボではオート発光しかできないので、これに同調できる外部ストロボとして使える。
 とにかくサイズが小さいので、どんなときにでもこのストロボ2台を携行していく。この2台のスレーブストロボとカメラの内蔵ストロボがあれば、どんな場所でもちょっとした多灯撮影ができるわけである。
 ストロボの固定にはこれまでクリップを改造したものや、あり合わせの箱や本の積み重ねなどを使ってきたが、今日はせっかく新宿まで出たので、小型の折りたたみ三脚を買ってみた。
 この三脚は写真でもわかるようにローアングルもできたりして、値段の割に活躍しそうだ。

 また、このハクバのデジタルスレーブストロボは単四電池2本を使うが、フル発光のみなので、アルカリ電池ではすぐに消耗してしまう。そこで、電池についてはサンヨーのeneloopという充電式ニッケル水素電池を使うことにしている。eneloopは単四でも800mAhの電池容量があって、ストロボのチャージも早く長持ちする。
 
新開 孝

防護柵のさなぎ 2006/09/01
 空堀川遊歩道沿いの防護柵は黒い金属製で、その無機質な柵にわざわざ気を止める人など、まずはいないと思われる。

 しかし、いくら無機質であっても、河原の草地と遊歩道の反対側にある雑木林とに挟まれたその場は、あらゆる生きものたちが行き交う空間の一つでもある。
 だから私は、この金属格子を昆虫たちの生活舞台として、敢て意識して見て回る。

 そして今日は、柵の格子にぶら下がるキタテハの蛹を2つ見つけた。
 河原の草地に生えているカラムシの群落から、キタテハの幼虫が彷徨って辿りついたと思われる。
 そっと蛹に触れてみると、元気に振り子運動を繰り返すのであった。

 キタテハ幼虫は、幼虫時代に自分で綴った葉っぱの巣内でそのまま蛹になることも多いが、こうして食草から遠く離れた場所、しかも足場のしっかりした場所を蛹化場所とすることも珍しくない。

(E-330  魚眼8ミリ+1.4倍テレコン、内蔵ストロボ)

『ありがたや!内蔵ストロボ様』

 魚眼8ミリレンズで昆虫接写撮影する場合も、ほとんど内蔵ストロボしか使っていない。以前は小型ストロボを付けてたりしていたが、カメラを構えた際のバランスがたいへん悪いので、やはり内蔵ストロボはたいへん重宝する。
 内蔵ストロボを使う場合、近接距離での発光ではレンズ長の分だけ光がケラレて、被写体に対しての光りの回りが悪くなるという問題が発生する。

 そこでこれまでは自作のディフューザーを内蔵ストロボの前面に取り付ける工夫をしてきた。ともかくこの程度の工作は自分でやることが私のモットーであり、似た様な市販品があっても、絶対に買わないことにしている。工作なら百円単位の材料費で済むところが、市販品だと数倍から十倍前後の価格がついていることが多いからでもある。
 ところが、私の自作品ディフューザーには一つ欠点があった。それはレンズとの接地部分にわずかな隙間ができてしまうことだ。
 この隙間からこぼれる直射光が、撮影条件によってはあからさまにリング状となって写り込むケースがあり、これは何とか改良しなければ、と思い続けてきた。

 ところが先日、森上さんの使っているケンコーのディフュザー「影とり」を、海野さんがこれならどうだろうと仰って、試しに使ってみるとすこぶる調子がいい。なんといってもレンズにぴったりと巻き付くので、光りのこぼれが無いのがいい。
で、昨日、都内に打ち合わせで出向いたおりに、ビックカメラ池袋店でケンコーの「影とり」をさっそく購入してしまった(2350円也)。

 ただし、「影とり」はレンズのピントリングに巻き付けて固定するので、マニュアルフォーカスでは使えない。フォーカスリングが回らないオート時のみ使える、というのも、また新たな欠点ではある、、、。
 新開 孝

奇虫、ムモンオオハナノミ 2006/08/31(その1)
 昨日、アップしたムモンオオハナノミの蛹が、本日、羽化した。

 ムモンオオハナノミのその姿とは、およそ甲虫らしからぬ、一種異様な姿とでも表現できる。前翅が覆いきれない程、大きく後方へ突出した腹部などから、おそらく写真の個体はメスであろうと思われる。

 そして全体の姿からすぐにも連想するのは、同じく過変態でよく知られているツチハンミョウ類である。ムモンオオハナノミの肥大した腹部内には、膨大な数の卵が貯えられているのだろうと想像するが、ツチハンミョウ類も数千という卵を産む。

 その産卵数の多さとは、ふ化幼虫が寄主に宿る確率を保証するものであるのだろう。でなければ、花を訪れる泥バチ類の体に、小さなふ化幼虫が飛び移るなどという、極めて確率の低い寄生方法が成功するわけはない。

 だがしかし、この羽化したムモンオオハナノミのメスは、これから一体どうなるのであろうか?ともかくはオスと出会い、交尾せねばならないが、そのオスとの出会いはどこまで保証されているのだろうか?

 そして運良く交尾できたとして、ムモンオオハナノミのメスは、どこでどうやって卵を産み落とすつもりであろうか?

 虫の立場に立って、生活のやりくりを想像してみるに、これはとんでもなく大事である。


(E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)新開 孝

ダンディなアケビコノハ幼虫 2006/08/31(その2)
 アケビコノハは年2化ということで、今はちょうどその2化目の若い幼虫が多数、見つかる(写真上)。

 若い幼虫がいるなら、卵も見つかるのではないかと思って探してみるのだが、これがなかなか簡単にはいかない。成虫はでっかいから、卵もさぞかし見応えあるだろうと期待しているのだが、、、。

 そこで、嫌でも次々と見つかるアケビコノハ幼虫を眺めていると、その体色の変異は面白い。

 特に今日、見つけた中令幼虫は縞模様をあしらったダンディな姿(写真下)。

 アケビコノハの幼虫を見て回るだけでも、少しは幸せな気分に浸れる私であった。

(E-500  マクロ35ミリ+1.4倍テレコン)新開 孝
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