| 夜の昆虫観察は面白い。
夜にならないと姿を現さない虫も多いし、昼間に見かける虫でも夜になるとまったく違った行動を見せてくれる種類もいるからである。 以前、鳴く虫の観察会の講師をしたことがあるが、鳴く虫にこだわらずとも、夜の昆虫巡りはじゅうぶん楽しめるということを、参加者の方々には体験していただけたと思う。
ところで夜間に昆虫撮影をする場合、どうしても撮影用の明かりが必要となる。 そのやり方はいろいろ工夫できて、一眼レフカメラではレンズワークによって使い分けている。 本日の写真はもっとも使用頻度の高いマクロレンズの組み合わせで使っている補助光の一例。 EOSキッスデジタルNとシグマのマクロ50ミリレンズの組み合わせで、懐中電灯はLED電灯の強力な明るさのもの。電灯は自在アングルで投射角度を微調整できる。 ここでポイントのいくつかを挙げると、
その1)LED懐中電灯のスイッチはプッシュ式であること。回転式は両手が必要になり操作が厄介。 その2)内蔵ストロボを使用する際には、その拡散版の面積はできるだけ小さくすること。 その3)電源は充電式の単四あたりがいい。リチュウム電池とか水銀電池を使用するものは避けたい。
以前、秋葉原の店先で山積みされていたLED懐中電灯が700円程度と安く、小型でしかも明るくてスイッチもプッシュ式なので買ってみたが、使っているうちにすぐに点灯しなくなった。どうやら粗悪品で回路の接触不良を起こしたものと思う。あんまり安いのは危険のようだ。 かといって数千円以上もするものは、機能よりデザイン優先だったりするから、せいぜい2千円台くらいのもを選ぶと無難のようだ。
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