| 「三富昆虫探検隊」 2006/08/12(その1) | | 本日の午前中は、埼玉県三芳町の雑木林で昆虫観察会が催され、私は講師として参加させていただいた。参加人数は家族連れの方々数組を含んで、40数名を超える盛況ぶりだった。
曇り空で今にも雨が降り出しそうな雰囲気のなか、ヒグラシが盛んに合唱し始めた。しかし、正午過ぎまで雨はなく、無事に観察会を終えることができた。
今回は事前に昆虫リストを作って配布してみた。少し欲張って50種を挙げてみたのだが、リストからこぼれた種類が次々と登場したり、参加者の方たちが見つけてくれて、けっこう種類豊富な昆虫を見る事が出来たと思う。
40数名もの団体が移動したせいだろうか、昼間なのに大きなヤママユのオスが林内を飛翔し始めた。きっと驚いて飛び立ったのだろう。参加者一同が見守るなか、そのヤママユは運が悪い事にクモの糸に絡まってしまい、空中で静止する格好になったのである。 私はおかげでこれ幸いとばかり、ヤママユの解説をすることができた。チョコレート色の立派なオスだった。しかも解説していた場所のすぐ脇のコナラの梢には、昨年産み付けられたヤママユの卵が多数見つかり、これはあまりにも出来過ぎだなあ、と嬉しくなった。
(写真はアリジゴクの巣を観察する参加者の方々/E-330 14-54ズーム) | |