| ヘラクヌギカメムシ 2006/06/29(その2) | | クヌギカメムシ類は、秋冷のころにクヌギやコナラにオス、メスがやって来て交尾や産卵をすることで、よく知られている。
しかし、5月ころに羽化して成虫になったあとは、どこともなく分散して、永い放浪生活に入るようだ。
今日は埼玉県、飯能市の天覧山を歩いてみたのだが、いきなり見つけたヘラクヌギカメムシを手に取ってみた。するとさっそくカメムシ特有の臭いを放った後、飛び立ってしまった。そこをすかさず、またもや手で捕らえたら、今度は私の腕の上を歩きながら、さかんに翅をはばたくのであった。 しつこく干渉されて、このヘラクヌギカメムシは怒ったのかもしれない。
ヘラクヌギカメムシがはばたきをしている間、ずっと臭いがしていたのは、羽ばたき旋風でもって臭いを集中的に送り出そうという戦略だったのかもしれない。 | |