| 今朝早く、シンジュサンのオスが羽化した。羽化の推定時刻は午前5時半ころ。 気付いたときにはしわしわの翅がどんどん伸展している最中であった(写真上、中)。
このシンジュサンは愛媛県、松山市で冬に繭を見つけておいたもの。繭は神社境内のクロガネモチについていた。
シンジュサンはこうして5月に一回目、そして8月〜9月に二回目の成虫が現れる。ただし北の地方では年一回の発生のようだ。 5月の羽化時期は例年、関東地方ではエゴノキが咲き始めるころだが、今日の羽化もまさにその開花時期ぴったりだった。
シンジュサンは、八重山諸島に棲息する巨大なヨナグニサンと同族。ヨナグニサンには前翅先にヘビの頭のような紋様があるが、シンジュサンにも控えめながら眼玉模様がある(写真下)。
(写真上/E-500 35ミリマクロ+1.4倍テレコン) (写真中、下/EOS-5D 100ミリマクロ)
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