| わが家に滞在中の森上さんは、日頃の心がけが良いせいか撮影スケジュールは思ってた以上に捗っているようだ。
そこで午後から三股町のある池に行ってみた。目的はベニトンボ。 九州の宮崎や熊本などにすっかり定着したベニトンボは、台湾以南から北上したものと考えられているようだ。つまり昔は生息していなかったトンボであり、南九州で広く見られるようになったのは、1980年代からという。 ぼくが昔、本種を初めて見たのは屋久島だったが、そのときはずいぶんと感激したものだ。たしか牧場の片隅に設えた人工池だった。
さて、今日の池にはショウジョウトンボ(写真中)も多く、シオカラトンボ、クロスジギンヤンマ、ウスバキトンボ、そしてハネビロトンボが見られた。 トンボ以外ではミナミカマバエが多数群れていたが、この肉食バエを見るのも久しぶりのことだ。
ドジョウ掬いのような姿は、撮影中のぼく。こういうほおかぶりはときとして誤解を招きそうだから自粛するようにと、森上さんからは忠告を受けた。 しかし、帽子をかぶるよりか手ぬぐいのほうが風通しが良く、涼しい。
今夜の森上さんは夜間撮影に出発。ぼくは現場まで先導して、あとは息子と温泉に入ってから先に戻る。ぼくの仕事は野外スタジオで深夜から早朝にかけて粘る必要があるからだ。
(写真上/E-3 50-200ミリズーム) (写真中/E-520 魚眼8ミリ+1.4倍テレコン) (写真下/GX200 /撮影は森上さん)
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